2017年7月12日 (水)

コヒョウモンモドキ

コヒョウモンモドキ
この種類も生息地を減らしている1種で、木曽駒から湯の丸、鬼無里など広範囲に生息地は点在しているが、東京から近い生息地としては山梨県大菩薩山系や八ヶ岳山系、白樺湖から霧ヶ峰高原一帯である。多産地で最大の大型個体、しかも黒化が著しく発達した個体群を産した鉢伏山は発生地が笹の侵略で絶滅状態に陥り、今はウラジャノメの多産地にと変貌してしまった。生息地が草原であったり、高原などのお花畑であったりと立ち入り禁止地域に多く採集困難な生息地が多いが、スキ―場や散策路沿いなどで採集できる生息地もある。大菩薩山系のように6月中旬から発生する生息地もあるが、大半の生息地では7月中旬以降が発生時期である。八ヶ岳山系や霧ヶ峰一帯では同時期にアサマシジミやウラジャノメ、コヒョウモンモドキなども採集できる生息地が多い。この種はほとんど個体変異のみられない生息地と、♀の黒化、大型個体など個体変異がみられる生息地とがある。名前にモドキと付く種類にはウスイロヒョウモンモドキ、ヒョウモンモドキ、キマダラモドキ、クロヒカゲモドキにコヒョウモンモドキなどがあり、私がよく使うギフチョウのイエローテ―ルモドキなどがあるが、ヒカゲ類のモドキ以外の種はいずれも局地的な生息地である。ヒョウモン類は裏面に特徴があり、私は各種類の裏展翅もしているが、これは種の判別をするのにお勧めである。7月、8月の採集ツアーはオオゴマシジミ、ルーミスシジミ、ベニヒカゲ採集ツアーなどはまだ参加可能。参加希望者は詳細をお問い合わせください。7月の月例懇親会は、今月に限り第3水曜日・19日の開催となります。真夏の一夜、グラスを傾けながら蝶談義で盛り上がりませんか。何方でも参加自由で6時よりお待ちしています。

2017年7月11日 (火)

サイタマミドリ様

アサマシジミ多産地の件、山梨県のほかにも採集禁止ですが長野県、白馬や妙高ではなく、八ヶ岳山麓、高ボッチ山麓、霧ヶ峰には多産地が点在しています。

2017年7月10日 (月)

フジミドリ採集ツアー

フジミドリ採集ツアー
フジミドリ採集ツアー
オオゴマシジミ採集時などにフジミドリシジミの♀を採集したことのある人はいるだろうが、複数の個体を狙って採集する人は少ないと思われる。蝶屋主催のフジミドリシジミ採集ツアーは人気もあり、参加者も多いが一番の悩まされるのが天気である。この種の発生時期が梅雨の最中であり、採集可能な最低条件は採集日と採集前日が晴れていなければいけないという、梅雨時期には難しい条件付きである。フジミドリシジミはブナ林に生息し、ブナの冠部などでの吸水のみであり、冠部などの枝先の葉などから吸水しているが前日雨模様だと枝先に水分があり地面近くには降りてこない。前日が晴天だと冠部などの葉は渇き、翌朝夜露の溜まる林道沿いの下草などに降りて吸水をする。夜露の溜まる下草も朝から陽当たりの良い場所を好み、大半6時前後から7時前後の間でこの吸水行動は終わってしまう。吸水に降りる場所も他の樹木の成長などで陽当たりなども微妙に変わっていくことから、毎年同じ場所で狙えるということがないという生息地もある。今年は開催日の2日間とも晴天に恵まれ最高のフジミドリ日和となった。しかし、しかしで、採集日前日の下見でそんな甘い採集でないことを思いしらされる。ツアー初日は開催地での下見をかねた他のゼフ類などの採集をと現地に行くが、飛んでいる蝶はミドリヒョウモンくらいで、叩き出しを試みてもゼフなど1匹も飛び出さない。林道沿いにはミヤマカラスアゲハ採集時に狙うタニウツギの花が満開であり、さらに、林道沿いの下草が広範囲に草刈りをされているという、環境、自然状況が最悪の状況である。確かに春先のギフチョウやミヤマカラスの発生も1週間から10日前後遅れてはいたが、通年、 フジミドリシジミツアー開催日の7月10日前後には♂の 最盛期を過ぎ。♀ の最盛期であることから、今年は発生の遅れを見込み♂の最盛期と読んでいた。ヤバい❗という感覚が。翌朝5時に宿を出発し開催予定地に向かう。参加者8人、フジミドリ採集が初めてという人が7人、早朝の個体の探しかたを教えて探してもらい、当然私も丹念に探すが全く見当たらない。さらに場所を移動しての探索でも見いだすことはできない。開催地は標高1300m 地点で、最盛期には楽に三桁前後は目にする最高の採集地である。思い悩んだすえ、思いきって標高1000mを切る、フジミドリシジミ生息地としては生息ギリギリの場所に望みを託し移動。最後の望みの生息地も個体数は多くないが、何とかしなければツアーが成立しない。この場所はツアーを開催したことのない場所であるが、発生さえしていれば全員がネットインできるくらいの個体数は望める。現地に着き歩きだすとすぐ1頭の、見るからにフジモドリ独特の淡い色の翅を朝陽に反射させた個体が飛び出す。フジミドリ‼という私の声を合図のように、参加者もネットインを続けだす。7時過ぎには下草周辺での活動は終わり、目撃しても高所枝先へと飛び去る個体のみ。わずか1時間足らずであったが、参加者の中国人の20才代の女性2人も複数のネットインに大喜び。全員が複数のネットインで満足してもらえた採集がおわり、宿に戻り遅めの朝食で乾杯。

2017年7月 7日 (金)

オオゴマシジミ

オオゴマシジミ
7月も中旬を過ぎるとオオゴマシジミの発生が始まる。個体数が多く、20日前後から採集できるのは栃木県の川俣湖周辺や長野県松本市の上高地乗鞍林道が狙い目である。8月上旬からと発生の遅い生息地は福島県檜枝岐村、新潟県奥只見湖周辺。発生の早い上高地乗鞍林道は通常安房峠への11号カ―ブからの採集であるが、カ―ブから五分程度進んだ場所で大がかりの土砂崩れで通行はできない。この林道は松本市が廃道としているため復旧作業は行われることはないという。7月20日前後からの発生は11号カ―ブ周辺より標高が低く発生が早いため白骨温泉側からのルートで林道に入り、道中多産するゼフや大型のゴイシシジミなどを採集しながらても1時間程度でオオゴマシジミ生息地には行き着くが、この時期林道沿いにはオオイチモンジの局地的生息地か2ヶ所あり、この種は採集が禁止されているので誤解を招くような行動は慎みたい。また、タイミングがよいと朝方フジミドリシジミが降りている場所もある。オオゴマシジミの採集方法は発生後の日数経過により狙い場所が異なり、発生初期は食草周辺、最盛期には遊び場的な溜まり場や蝶道、末期には林道沿いなど空間にと異なる。さらに採集日の時間帯でも狙い場所は異なる。朝は寝床となる樹木周囲の陽当たりのよい空間や林道沿いの下草に集中的に舞い降り、翅を広げて日光浴をし、体を暖めてから活動を開始する。日中は活発に活動することから飛翔活動も広範囲になるが、比較的食草周辺に多くみられるが、食草自生地とは全く異なる低木の冠部や草地、林道脇などの草地、橋周辺などで蝶道をつくり、物凄いスピードで次々と飛翔する。2~3時過ぎには♀が積極的に活動し、産卵や林道や空間の低空を活発に飛翔する。シジミ類では蝶道をつくる種類は少なく、このオオゴマシジミやオオルリシジミのみである。蝶道や低空などを素早く飛翔するオオゴマシジミを空中戦で採集している時、ネットを振った瞬間、私はネットインを確認するのにネット内ではなく、周囲をみて降り逃がした個体が飛んでいないかとネットインを確認するが、オオゴマシジミは振り逃がしても周囲には見られずネットインを確信しながらネット内をみると個体がネットに入っていないことがある。何回かの経験では蝶道などを素早く飛翔する個体はネットを振った瞬間下方に落ちる身の守りかたがあり、ネットを振った周囲から消えるという行動がわかり、ネットの中心部にネットインを狙うのではなく多少ネットの上部でのネットインを狙いだしてからは採り逃がすことは少なくなった。これは穏やかに飛翔する個体のネットイン時にはみられない行動である。オオゴマシジミは発生1週間以内の新鮮個体は夜、樹木の冠部や高所枝先などに寝床としていること。発生後の日数経過により活動場所が変わること、採集時間により狙い場所が異なること、また、ヒヨドリバナ、クガイソウなどを好んで吸蜜源としているが、稀にヤブレガサやガクアジサイなどからも吸蜜していることもある。これらを頭に入れておくと採集成果があがることを覚えておきたい。 オオコマシジミ採集ツアーは7月下旬から8月上旬まで長野県秋山郷、新潟県奥只見湖周辺、福島県檜枝岐村などで3回開催。まだ参加可能のツアーもありますので参加希望者は詳細をお問い合わせください。ピンポイントで案内しますので非常に採集確率的の高いツアーです。

2017年7月 5日 (水)

近況

6月は新潟県、福島県、長野県、山梨県、群馬県、奄美大島、沖縄と採集案内が25日間とほとんどゆっくり休むこともできないほど忙しい日々が続いたが、やっと落ち着いてきた。と言っても7月に入っても週3日~4日の採集案内は続いている。6月の採集案内は本州ではギフチョウ、 真っ黒いウスバシロチョウ、ベニモンカラスシジミ、ミヤマカラスアゲハ、クモマツマキチョウ、アサマシジミ、チョウセンアカシジミ、キマダラルリツバメなどツアー、個人的案内であったが、長野県飯田市のベニモンカラス、キマダラルリツバメ、秋山郷のミヤマカラスアゲハは1週間遅れの発生状況も個体数は多かった。他の種類も大半1週間から10日遅れも5月下旬からの発生のギフチョウ、ウスバシロチョウ、クモマツマキチョウなどは個体数が極端に少なく、アサマシジミはコメントで話題になっている山梨県御坂も何人か採集されているが、いずれの生息地も幼虫採集が厳しく、全般的に個体数は少なかったものの、未公開生息などは個体数も通年同様多かった。チョウセンアカシジミもかなり発生が遅れていたが生息地により個体数にはかなりの差がみられた。極端に不作なのはウラクロシジミやウラキンシジミであった。今年は3月下旬の寒波で発生の早いギフチョウの生息地では羽化準備の進んだ蛹が死滅した生息地も多く、また、他の種類もこの寒波が原因での不作種も多く、とにかく発生状況を的確に読むことの難しいことと、全般的に個体数の多い種と極端に少ない種とのシ―ズン前半であった。通常梅雨が明けると夏場以降の蝶は発生がもどり、通年通りになるものだがはたして。余談になるが8月には私著作の《山の幸が出会いを待っている》という、山菜、山野草、木の実、きのこ、キャンプ、魚採り、山野草からのお茶、コ―ヒ―、染め物など、全て私のスケッチで私が長年蝶採集をしながら身につき、学んできた自然との付き合い総集編の本が出版されます。蝶採集とは関係ないですが、採集時のお役にたつこともあるかと思われますのでよろしくお願いいたします。7月、8月のまだ参加可能な採集ツアーはオオゴマシジミ採集ツアー、ベニヒカゲ採集ツアー、ルーミスシジミ採集ツアーなどがあり、採集、撮影とも天候次第ですが満足頂けるツアーです。宿の手配がありますので参加希望の方は早めに詳細お問い合わせください。深山や離島などで携帯が繋がらない場合もありますので、着信履歴にてこちらから連絡させて頂きます。携帯090*9209*6702 柿澤

2017年6月28日 (水)

わんこ様

コメントありがとうございます。大久保平のアサマシジミは幼虫採集、周囲の伐採、草刈り、果実の消毒などでマップ記載地の絶滅産地も確かに多く、農道沿いや耕地の周辺で2~3匹という状況が多いですが、丹念に探索してもらえばまだ二桁採集が可能な生息地が私の知る範囲では3ヶ所存在します。アサマシジミの生息地は大半局地的で発生初期から毎日のように採集者が入っている状況で、発生初期は採り減りせずに採集できても終盤になると目撃すら難しくなります。採集者が行かなくなった7月初旬に行くと♀が多くなりますが、意外と多くの成果があがる傾向があります。山梨県では笛吹市や富士河口湖、都留市などには多産地が点在し、まだまだ探索次第で新産地発見の可能性を秘めた地域です。

2017年6月26日 (月)

さいたま市松本様、キンドー様

ご指摘のシルビアシジミですが、誠に申し訳ございませんがこれはスギタニルリシジミの誤りです。栃木県や千葉県には各地に生息地が点在しますが埼玉県には私が知る範囲で生息地はありません。大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。山梨県美坂のアサマシジミですが、今年も僅かに発生はしていましたが、富士河口湖町の生息地(両産地ともマップ記載地)同様に幼虫採集が激しく、これでもかというほど徹底的に幼虫採集がされています。この両生息地に限らず、いままでマップに記載されている生息地はどこも幼虫採集が徹底的にされていて、個体を見ることさえできない生息地もあります。キンドーさんが言うように幼虫採集も確かに採集ですが、その時自分だけが満足すればという採集は控えて欲しいものである。また、オオルリシジミやアサマシジミなどを含め、局地的な生息地は前日などに採集者が入った翌日などは採り尽くされ、採集できないことがあります。しかし、これでこの産地はいないという判断はできません。新産地探索にはこの地域はいないと結論つけるのには最低でも3~4年の調査が必要となります。逆に生息しているという結論は個体と出会い、食草の確認ができればよい訳ですから1年でも確認できます。今の状況ですとオオルリシジミ同様にアサマシジミも生息地絶命の恐れがあり、発表したい多産地もありますが、今後の課題として検討材料です。

2017年6月25日 (日)

サイタマミドリ様

秋山郷には小赤沢と上ノ原の2ヶ所にネムの木があり、朝からカラス、ミヤマカラスが飛来していますが♀は午後からが多くなります。苗場山三合目登山口への林道沿い、鳥甲山登山口から奥志賀に抜ける林道沿いなどにはキハダが多く自生しており7月25日から8月上旬に、道端の低い位置に赤いタオルなどをトラップとして置いておくと昼過ぎには意外と飛来します。同時期にオオゴマシジミの採集をしながらでもその気になれば容易に採集できる状況です。

2017年6月23日 (金)

発生状況

発生状況が掴みずらい今年。長野県秋山郷のミヤマカラスアゲハは最盛期から多少末期と生息地により異なりがあるもののまだ採集は可能。飯田市のキマダラルリツバメは生息地により最盛期から末期近い産地までバラツキがある。福島県は未発生から発生初期と全般的に遅れぎみな状況。静岡県のヒサマツミドリシジミは発生初期から最盛期とこの種も生息地により多少異なる。新潟県のウラクロシジミは発生はしているものの極端に不作。チョウセンアカシジミは大半末期も生息地により新鮮個体を狙える産地もある。山梨県のアサマシジミはダラダラ発生でまだ採集可能であるが、多産地が存在した北杜市は鹿被害に環境悪化も加え壊滅的。韮崎市や富士河口湖町、笛吹市はダラダラ発生でまだ新鮮個体が狙える。新潟県の奥只見湖周辺の黒いフタスジチョウはまだ発生の走りとかなり遅れぎみ。新潟県のクモマツマキチョウは標高をあげるとまだ採集可能。奄美大島はツマベニチョウ、スミナガシ、アオバセセリは最盛期、ミカドアゲハやオオシロモンセセリは発生初期。アカボシゴマダラは発生の走り。石垣島ではウコン畑でシロウラナミシジミが発生中。今年は3月下旬の寒さで全体的に個体数は少なめで、昨年は早めの採集が当たりも今年は多少遅めの採集が当たりかと。蝶屋主催の7月、8月の採集ツアーは、ゼフィルス五目採り&キマダラルリツバメ採集ツアー。フジミドリシジミ採集ツアー。クロシジミ&クロヒカゲモドキ&オオムラサキ&ウラジャノメ&コヒョウモンモドキ&オオヒカゲなどの五目採りツアー。北海道採集ツアー。オオゴマシジミ採集ツアー。ベニヒカゲ採集ツアー。ルーミスシジミ採集ツアーなど各種開催。参加希望者はどなたでも参加できますので詳細をお問い合わせください。採集で店は留守のことが多く、携帯090*9209*6702柿澤までご連絡ください。

サイタマミドリ様

秋山郷のミヤマカラスは春、夏ポイントはほとんど一緒ですが夏場のネムの花は人家周辺です。春型採集時期の副産物はギフチョウ♀のイエローテ―ルが狙えますが運次第です。

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