2019年3月14日 (木)



今年はギフチョウなどから始まり、各種1週間前後発生が早く、今月末にはあちこちでギフチョウが発生することと思われます。私は24日までマレーシア・ランカウイ島採集ツアーに参加者7名の案内でいってきます。帰国すれば日本も本格的な採集シ―ズンが始まり、ギフチョウツアーから毎週末、9月下旬まてツアーが続きます。4月26日から5月上旬までは長野県秋山郷、民宿苗場荘を基点に秋山郷は当然ながら十日町市、木島村、野沢温泉村などでの採集を。苗場荘に来られる方は現地参加でのツアー参加が可能です。1泊二日で参加費用は30000円、2泊以上の方は相談ください。また、採集の必需品、関東甲信越の蝶採集・観察マップVol.26は店頭売りの在庫がまだ多少ありますのでご希望の方は郵便振替にて申し込みください。定価10000円(送料込み) 郵便振替 00130*8*705787 蝶屋 柿澤清美  各採集ツアーなどのお問い合わせは090*9209*6702 柿澤まで。24日までは海外のため連絡がとれないと思います、!

2019年3月11日 (月)

ミヤマカラスアゲハ

ギフチョウの発生を追いかけるようにミヤマカラスアゲハの発生が始まる。美麗蝶と言われるこの種は同生息地内から各生息地で個体変異が多く、特に北海道産は綺麗であると言い伝えられているが、私の見解では豪雪地帯の長野県栄村の秋山郷、只見町の蒲生川流域などは北海道産と比較しても更に優るような個体が出現する。特にギフチョウの発生初期、4月下旬に発生する個体群は早期美麗型と呼ばれ一見してほしい綺麗な個体である。ミヤマカラスアゲハには赤ネットと言われ、このネットを使用して採集している人を多く目にするが、確かに赤には反応し、赤ネットを持っているとミヤマカラスアゲハは飛来してくるが、いざネットインしようと見構えると、その瞬間個体は飛翔コ―スを変えて飛び去ってしまう。トラップとして下草や枝先などに仕掛けてある赤い
トラップには飛来するが、動く赤には敏感に反応して、ネットインの範囲からは外れてしまう。一番間違いのないトラッブは最初にネットインした個体を地面に置くのが効果的である。この個体を仕掛ける時、乾いている林道などの地面の場合、草地などの黒い土をトラップとして置く個体の下周辺に多少広く撒くことにより、黒い土は湿っているように見えることで周辺を飛翔する大半の個体はトラップ周辺に静止する。当然効果的には黒い土に水など水分を撒いておくことは必要である。 3月9日に静岡県浜松市天竜区枯山で、今日11日には神奈川県相模原市津久井町寺入沢でギフチョウの初見があり、今年は1週間から10日発生が早いと思われ、多産地が点在する新潟県の低地や尾根沿いでは来週あたりから発生が始まる生息地も多く採集計画を。

2019年3月 8日 (金)

ギフチョウ

ギフチョウ
ギフチョウの採集成果を効果的にあげるにはトラップ使用が多く用いられる。一般的にはギフチョウは青い色に集まると言われ採集者はそれぞれブルーシ―ト、ブルーのゴミ袋、青い布など自分で選んだ青い資材を用いて、さらにブルーネットを使用している。しかし、これらの青い資材はギフチョウは近寄ってはくるがそのまま通過してしまう。私が使用しているのはリボン(写真参考)トラップである。このトラップは風になびき細いためギフチョウは周囲を飛翔し、大半の♀はこのトラップに静止する。見渡しの良い林道や林縁なら左右50mくらいに設置し、真ん中に位置して待機していればどのトラップに飛来しても、トラップに絡んで飛翔しているので走り寄れば十分間に合い、容易にネットインできる。枝先に仕掛けるトラップはトラップの先端が地面に着くような低い位置に仕掛けるが、ひとつだけは多少高い枝先に仕掛ける。これは遠方を飛翔する個体を引き寄せるための囮トラップである。また、林道の両側が斜面のような山の中腹の林道の場合は、ギフチョウが山側から林道下の斜面に、また逆に林道下の斜面から山側の斜面へと林道を横切る個体も多く、これらの個体を林道沿いに飛翔させるために林道沿い広範囲、100m以上仕掛ける。このような仕掛けをすると場所取りなどと批判されることもあるが、これはギフチョウの飛翔コ―スの誘導である。トラップ使用の場合、何処でも青ということではなく、標高により赤、白などに飛来する生息地もあるので要注意である。基本的に色に反応する種類はその個体群の吸蜜植物の花の色であり、採集地の吸蜜植物を確認することが必要であるが、簡単に飛来トラップを見極めるには、私は始めての生息地では青、赤、白の三種類のトラップを1m間隔で仕掛け、どの色のトラップに飛来するかを見極めてから本格的なトラップ採集となる。トラップ採集は大半の採集者が行っているが、よく目にするのがトラップは仕掛けてあるが採集者がいないという状況である。トラップ採集の基本は仕掛けたトラップの近くで待機することであり、待機できないならトラップを仕掛ける意味がない。また、山の空間斜面一面など広範囲にブルーシ―トなどを仕掛けているのを目にすることもあるが、広く、多ければ効果があるというものでもなく、ギフチョウも慣れると学習をし飛来しなくなるので、効果的にわずかなトラップでの採集が効果的である。採集するトラップ、高所や斜面、立ち入れない藪周辺、林内などからの誘導トラップなど、トラップにもそれぞれの役目があり、仕掛け場所での目的が最も大切な見極めとなる。

2019年3月 7日 (木)

何でも相談会

来週にもギフチョウの初見がでるのではないかという季節になりました。本格的なシーズンを間近に控え、ギフチョウを始め各種の採集時期、採集地など採集の参考になる情報提供を3月10日日曜日、12時より何でも相談会を開催します。お気軽にお立ち寄りください。なお、採集地などの相談の方は地図を持参されると便利です。

2019年3月 5日 (火)

ギフチョウ

今月20日前後にはギフチョウ初見の情報が何産地からかでてくるだろう。蝶マニアな大半シ―ズンの始めはギフチョウ採集からと思われる。そんなギフチョウ採集の知識としてギフチョウの習性のおさらいをしてみたい。ギフチョウ生息地には大きくふたつに別れ、降雪地帯と無降雪地帯とに別れる。降雪地帯では蛹が雪の下で安定した温度で冬を過ごし、桜の花同様に寒さを一定時間経過すると一斉に花開くように、ギフチョウも安定した寒さを経過した蛹は雪解けすると一斉に羽化する。一方無降雪地帯では蛹が1日の温度を直に感じ、寒い日、暖かい日と日毎の気温差を敏感に感じることから羽化の準備を始める蛹や完全に暖かくなるのを待つ蛹など個体差が激しく、羽化がダラダラとなる。また、暖かい日に羽化準備を始めた蛹が日替わりの寒さで羽化が出来なくなり、そのまま時間が経過すると蛹内の体液が無いため死滅してしまうこともあり、この状況が何回かあると極端に個体数は少なくなる。ギフチョウの羽化は基本的に♂から始まり、1週間前後から発生する♀を発生地周辺から離れず待ち、交尾が終わると活動場所が広がっていく。活動を開始した個体は寝床となる多くが杉などの1日中陽が当たる樹木を選び、その周辺が活動場所となることが多い。高所枝先などで夜を過ごした個体は朝陽があたり、身体が暖まると♂は高所枝葉周囲や冠部などを飛翔しては静止する行動を繰り返し、身体がかなり暖まると寝床の樹木から離れ、林道など空間へと飛翔活動を始める。この時の飛翔活動は目線前後の高さを飛び、吸蜜活動などはしない。これはさらに身体を暖める行動であり、この活動が30分から時には1時間前後すると、地面近くを穏やかに吸蜜源を探し吸蜜活動を始める。寝床となる枝先から活動を始める時間帯は生息場所、陽当たり、標高、その日の天候状況にもより異なるが、早い場所では7時前後、遅い場所では9時過ぎにならないと活動を開始しない生息地もある。♂が活動を始めて1時間前後、吸蜜活動を始める時間帯になると枝先で夜を過ごした♀は寝床の枝先から♂が枝先を飛翔して身体を暖めるような行動はなく、枯れ葉が舞散るように寝床周囲の陽当たりの良い空間に舞い降り、そのまま時には1時間前後翅を広げて日光浴をし、身体を暖める。寝床となる樹木に集まる♀の個体はすでに交尾済みであり、身体が暖まると吸蜜活動や産卵の食草を探しての行動となる。その後11時過ぎくらいから桜の花なとに吸蜜活動に飛来する個体が多く、桜の花から吸蜜活動をしている♀の個体は容易には見いだせなく、わずかな羽ばたきなどを見逃さないようにしなければならない。この時間帯に桜の花に飛来し、枝先周辺を飛翔する♂の個体は吸蜜が目的ではなく、♀を探しての飛翔活動である。桜の花からの♀の吸蜜活動は天候や陽当たり状況などにより、時には4時過ぎまで見られることさえある。ギフチョウに関しては各人に思い入れ、見識などがあるだろうがギフチョウ採集の楽しみは蝶マニアは皆さん同じたと思われ、日1日と間近になったギフチョウ発生を待ちわびる気持ちも・・・・・。

2019年3月 4日 (月)

早くもギフチョウの発生が始まる3月に。26日から3月3日までの与那国島から石垣島の案内もおわり、今月の今後の予定は3月16日から24日のマレーシア・ランカウイ島採集ツアー。3月30日~31日は新潟県山北町でのギフチョウ採集ツアーが予定されている、与那国島では特産種のシロミスジが局地的ではあるが個体数は多いものの破損個体が半分以上、またタイワンモンシロはまだ本格的な発生は始まっておらず、わずか1♂の目撃に終わった。石垣島は蝶も多く、カラスアゲハ、ミカドアゲハ、クロアゲハ、スミナガシ、オオゴマダラ、ツマベニなどは個体数も多く、新鮮個体が大半。驚いたのはマルバネルリマダラが非常に多く、この種を狙ったメンバーは6♂3♀と秋以上の個体数の多さ。また、最近でほほとんと石垣島では採集記録のないタイワンシロチョウが複数採れたのも驚いた。  蝶屋主催の採集ツアーは3月末のギフチョウツアーから始まり、シ~ズン中は大半週末はの土日絡みで各種採集ツアーを開催していますのでお気軽にお問い合わせください。とりあえず5月23日~26日の北海道ミヤマカラスアゲハ、ジョウザンシジミ、チャマダラセセリ採集ツアーは参加者全員各種二桁採集が出来るほどのツアーで(天気次第ですが)人気もあり、まだ参加可能ですのでご一考ください。ツアーなど詳細お問い合わせは090*9209*6702 柿澤にお願いいたします。

2019年2月24日 (日)

ギフチョウ

一般の方々の春夏秋冬はコートが要らなくなった、半袖でよくなったなど大半の人は着る物で季節を感じている。私の中で店の近くにある学習院の校舎やグランドを取り巻く桜はすでに満開の木や色ついた芽吹きなともみらり。また周辺の人家の庭先にはスイセンの芽吹きがみられタンポポの花さえ咲いている。我々蝶やは歩きながらでも草木など周囲を自然のうちに見る習慣がついており、厚いコートを着ながらでも春を探しような季節に敏感なロマンをもちあわせている。寒暖の激しいかった今年の冬はギフチョウにとっても不安定な状況であるが、降雪地帯では雪の下で安定した越冬状況が続き、新潟県弥彦でほ3月17日、神奈川県上野原市でも3月16日には初見がと、また私の好きな長野県秋山郷では4月20日には初見がと予想している。降雪地帯は個体数も多く、一斉発生が、逆に降雪のない地域ではダラダラ発生で個体数も少ないと思われる。今日24日は大宮駅前での販売会。26日から28日は急な個人案内の依頼があり与那国島に滞在し、28日の夜に石垣島に移動し、1日からの石垣島採集ツアーのメンバーと石垣空港で待ち合わせという状況。昨年の9月から八重山諸島の案内依頼が多く、すでに今回の案内を含め8回目である。来週は1週間留守になるので先日も記載しましたが関東甲信越の蝶採集・観察マップ Vol.26は印刷会社より予約購入者に直接発送依頼してありますので2月末には
大半の方には届くと思いますのでよろしくお願いいたします。

2019年2月23日 (土)


本日、関東甲信越の蝶採集・観察マップVol.26が出来上がり、ご予約頂いている方々には、私が週はじめから急な与那国島の案内依頼、さらに金曜日からは石垣島ツアーもあり、1週間 留守になりますので来週月曜日に印刷会社より直接発送になりますのでよろしくお願いいたします。ご予約頂いているオオセギケイイチ様、振り込み用紙に住所、電話番号など氏名以外 明記されておりませんので至急ご連絡ください。

クモマツマキチョウ

クモマツマキチョウ
ギフチョウシーズンと重なるように発生するクモマツマキチョウもシーズンとなる。クモマツマキチョウは蝶マニアには憧れの蝶であり、ぜひネットインしたいと思っている人は少なくないだろうと思われる。この種は発生の早い新潟県ヒスイ峡では5月中旬に、長野県戸隠山腹の西岳林道でも5月20日過ぎには発生している。しかしどちらの生息地も天然記念物で採集禁止。今、クモマツマキチョウが採集できるのは山梨県、岐阜県、新潟県の一部であり、山梨県では大武川や小武川支流、釜無川支流などには生息地が点在しているがいずれも健脚者向きである。6月下旬からバスが運航される広河原や野呂川流域の林道は大半平地であり、野呂川出会いで下車すれば比較的楽な採集コースである。新潟県でほ妙高山麓に生息地が点在し、健脚者から年配の方でも大丈夫な生息地がある。また、クモマツマキチョウの習性は朝方羽化周辺の草地の地面近くを飛翔しながら吸蜜などをし、10時前後から渓流沿いなどを下方に下る習性から健脚者が沢の上流に向かう生息地の場合はかなり下方での待機でも出会えるチャンスはある。沢をつめたり、林道を行き来したり歩き回って採集するか、狙い場所を決めて待機するかなど採集方法は個人差があるが、クモマツマキチョウにはある程度飛翔コースがあり、環境を読みきれる能力も試される採集である。      明日24日は大宮駅前のソニックシティでインセクトフェアがあり、その後26日から28日は急な与那国島の案内依頼があり、28日夜に石垣島に戻り、3月1日から石垣島ツアーのメンバーと1日の朝石垣空港で合流と、来週は八重山諸島での案内である。  

2019年2月14日 (木)

関東甲信越の蝶採集・観察マップ Vol. 26

関東甲信越の蝶採集・観察マップ   Vol. 26
2019年新刊 関東甲信越の蝶採集・観察マップ Vol. 26は校正が終わり、印刷に。20日には印刷があがり21日にはこちらに届く予定です。24日は大宮駅前の大宮ソニックシティにて10時よりインセクトファが開催され、当店も出展するため土曜までは準備で忙しいですが2月末までには予約購入された方々に届くように発送しますので楽しみにお待ちください。また、大宮の即売会にはマップの新刊のほか、稀少品など格安にて販売致しますのでぜひお越しください。シーズンも間近になりお会いできることを楽しみにお待ちしています。

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