クロシジミ
昨晩北海道採集ツアーから帰り、今日は特別会員を富士山麓のクロシジミ採集に案内
関東甲信越には16ケ所の生息地が局地的に点在している。
クロシジミはキマダラルリツバメ、ゴマシジミ、オオゴマシジミ、ムモンアカシジミなどと同様に蟻と共生している特殊な蝶である。
富士山麓には比較的多くの生息地が点在し、各生息地とも局地的ではあるが個体数も多く、黒化型、白化型など個体変異が多い生息地域である。
ホストには松、桜、カシワ、栗など多用で、富士山麓ではイタドリなど下草をホストにしているケ―スもみられる。
今日も♀が集まっている場所があり、芽先をみると多数のクロオオアリが忙しく枝を行き来している。
そんな芽先周辺の茎や葉の裏表には無数のクロシジミの卵が産みつけられている。さらに次々に飛来する♀が産卵している。
毎年目撃するこの産卵行為、産みつけられた卵がすべて成虫になったら物凄い個体数になるだろうに
写真は産卵中のクロシジミ
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