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2012年8月27日 (月)

スズメバチの逆襲!

スズメバチの逆襲!

スズメバチの逆襲!

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スズメバチの逆襲!

土日と奥本大三郎先生のNPOアンリ・ファ―ブル会が母体のファ―ブル塾の会員を募集してのキベリタテハ採集ツアーを山梨県甲州市の民宿に5家族・大人9人、子供7人で開催。

中央自動車道勝沼ICで降り、最初は樹液の出ている勝沼GC近くの道路脇に立ち寄る。
樹液を独占しているのはオオスズメバチなどの群が。
それでも周囲には時期外れのオオムラサキやスミナガシ、ヤマキマダラヒカゲなども夢中で樹液を吸っている。
車から降りた子供たちは歓声をあげながらネットを持ち、無造作に駆け寄ろうとするのを静止し、スズメバチと恐さを教える。

樹液に群がるスズメバチを毒瓶同様の瓶に焼酎を少し入れただけで、瓶の口をスズメバチにかぶせて採る採集方法であるが、瓶の口には一度にせいぜい2匹しか かぶせられない。
瓶にスズメバチが入ったらすぐ蓋をして揺すると中の焼酎に触れただけで死んでしまう。
何回も同じ作業を繰り返しているが、時々周囲にいるスズメバチが気がつき、向かってくる蜂がいる。逃げながら手で払ったり、最悪ヤバい状況の時はお散歩ネットで捕獲してから瓶に入れる。
毒瓶で採集すれば楽なのだが、私はスズメバチ酒を造るための採集なので毒瓶を使う訳にはいかない。次々に飛来するスズメバチをある程度捕獲したところで子供たちの出番。

スミナガシだ!

ルリタテハだ!

など賑やかに1時間前後の採集が終わり、 蝶以外にもミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、カブトムシなどの収穫に子供たちは大喜び!

再度走り出した車は目的地の高原に向かうが、途中採集しながらの道沿いに蝶がいない。

いつもなら宿に着くまでにそれぞれが数頭は採集してくるのに、エルタテハやシ―タテハ、クジャクチョウさえ見られない状況だ。

周囲の自然からして咲いているべき山野草の花もなく、いるべき蝶もいない。
キベリタテハは周期発生する種類で、この地域では5年周期だから、今年は個体数の多い最後の年。にもかかわらず、とにかく姿さえも見られない状態に、発生が遅れている、と一瞬頭をよぎるが、それでも何頭かは目撃するはずだ。

エルタテハが一斉発生し、集団で崖などにいる発生当初からキベリタテハは発生が始まり、エルタテハが群れる標高1300m前後まで舞い上がる習性があり、エルタテハの群れの周囲にはキベリタテハが見られるものだが、エルタテハさえ見られない。
今年はどこも発生が遅れているが、特に山梨県はひどく、これは雨が降らないこともかなり影響していると思われる。

そんな状況で子供たちは民宿の周りでカミキリ採集に切り換える。
幸い隣接する空き家の軒先などには薪に使われるだろう切り枝や割られた太い木材が大量に積まれている。
ルリボシカミキリやラミーカミキリなどに子供たちは一喜一憂している。

夜は民宿の庭で夕食のバーベキューをしながらの夜間採集。
バーベキューセットの近くにナイター設備をし、灯りをつけて夕闇から星空に変わるのをまつ。
昨年とは大違いで、昨年は嫌になるほど飛来したシロシタバやムラサキシタバなどの大型の蛾どころか、数えれるほどの蛾しか飛来せず、当然クワガタなどはほとんど飛来しない状況でも、子供たちは大喜びで時間が経つのも忘れてはしゃいでいた。

翌朝私の目覚めは、「柿澤さん起きてよ!寝ているのは柿澤さんだけだよ」という子供たちの声。

朝食が終わり、民宿の周りで蝶やカミキリなどを採集する子供たちとは別に、私はスズメバチ採集!
短パンにTシャツ、サンダル履きという軽装!というよりはスズメバチをなめきったスタイルで、ネットを1本持つだけだ。

スズメバチ採集では巣が見えていれば飛行方向、警戒しているかなども分かり、まず襲われることもなく、危険も感じることなく採りきれるのだが、目に飛び込んできた光景からは巣はどうやら家の中。壁に空いた小さな穴から頻繁にスズメバチが出入りしている。
巣が見えないとスズメバチの大体の数さえ想像できず、非常に危険が伴う。

この日も穴から出入りするスズメバチを次々にネットインし、ある程度ネットに収まった時にネットをひと回しし、ネットをふたつにたたむようにすることでネットに入ったスズメバチは逃げ場がなくなる。

慣れた手つきでネットを回した瞬間、穴から大量のスズメバチが飛び出し一斉に私に襲いかかってきた。

ネットを放り出し、逃げる私を追い、身体中に蜂が。
手で払いのけたりしても蜂の数のほうがはるかに多く、頭に、腹に、足に痛みを感じ、次々に取り除くが、頭、左手、左足に6ケ所も刺されてしまった。
毎年スズメバチに刺され、昨年の血液検査で主治医からは「今度刺されたらヤバイよ」と言われていたことが頭をよぎる。
もの凄い痛みに、急いで刺された傷口から毒素を絞りだし、冷水で冷やしたあと、民宿のおばちゃんにスズメバチの焼酎漬けをお皿にもらい、ティッシュに湿らせて刺された部分を消毒。
蜂には蜂で、ではないがこれがよく効くのだ。

体がだるくなり、一気に眠気が襲ってくる。
スズメバチに刺された時の何時もの症状だ。

ヤバイ!!と真剣に考えたが、スズメバチがチャイロスズメバチで毒素が弱かったことも幸いし、この症状なら命は大丈夫と判断。
それでも、刺された周囲の肌は炎症を起こし、まるで火傷のように皮膚がまばらな赤い斑点状に、さらに腫れてしまっている状態をみた民宿のおばちゃんは救急車を呼ぶと。
それを大丈夫だからと制止する。

スズメバチをなめきっていたが、本当に怖さを感じ、これがもし、キイロスズメバチやオオスズメバチだったらと思うと・・・命拾いをしたと冷や汗がでる思いであった。

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