トラップとネットの色
最近はネットの色もカラフルであるが、ネットの色で蝶が寄ってくることを理解して使用しているのは青ネットにギフチョウが効果的だということくらいだけだと思われる。
ネットの色に飛来する効果的な組み合わせを覚えておくと、成果があがる。
青=ギフチョウ・オオゴマシジミ・カラスアゲハ・ミヤマカラスアゲハ
白=ヒメギフチョウ・アオバセセリ・キマダラルリツバメ
赤=ツマベニチョウ・ヤマキチョウ
黄色=イワカワシジミ
などが代表的な色との組み合わせである。覚えておきたいことは、なぜ色により飛来する蝶があるかということで、これは各蝶の「吸密植物の花の色」と類似した色であることが基本である。
カラ―ネット使用者は、ギフチョウ採集時の青ネット以外は「使用者の好み」によることが大半であろう。私も各色使用してきたが、白は反射が強い、緑は自然色でない、黒は鳥などの天敵に似ており蝶に危機感を感じさせるようで、数十年の採集で行きついたところが茶系統の色である。
私がどんな蝶を採るのにも茶系統のネットを使用しているのは、色彩で蝶を寄せるのではなく、どんな種類の蝶でも、飛翔時・吸密時・静止時に危険を感じさせることなく、ネットを近づけられる色だからである。
基本的に色彩で蝶を呼び寄せる採集には ネットの色ではなくトラップ使用が効果的である。
トラップには色彩利用と、果実や肉類などの食物利用とがあるが、色を含めトラップの組み合わせなどの詳細はとてもブログでは書ききれず、興味がある人は当店発行の[関東甲信越の蝶採集・観察マップ]に細かく記載されているのでお問い合わせを!
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コメント
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蝶屋様(柿澤様)。
当方は森下と言いますが、
幾つか標本の依頼をさせて頂いておる者ですが、
注文の依頼を待たせて頂いておりますが、
おそらくいい商品(作品)をご用意して頂いていると思うのですが、
時間的に長く掛かるようですので、
こちら(他)で該当する商品を見つけた場合は、購入させて頂いてもよろしいのでしょうか?
それとも、良い商品を責任を持ってお見つけ頂けると思って、
お待ちしていた方がよろしいのでしょうか?
当方は急いでいるわけではないのでどちらでも構わないのですが、
善意でやって頂いておられる方だという事は、承知している故、
お教え頂ければ、幸いです。
では。
投稿: 森下 | 2014年2月11日 (火) 20時00分