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2012年8月14日 (火)

食い道楽!渓流魚

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岩魚、ヤマメ、カワマス、ニジマス、アマゴ、アユなど渓流魚の種類は多く、さらにウグイ、ハヤの仲間を入れると、釣り人の多い訳がわかる。
ウグイやハヤの仲間は群れているため釣りをするには素人でも安易に成果があげられ、家族連れでの釣りの対象にもなっている。

魚形は何れも細長いワカサギに似た形であるが、模様も綺麗なものが多く、水槽などでの観賞魚として飼われることも多い。
この仲間を食べる人は少ないが一度口にしたら忘れられない旨さで、大型の物は塩焼きに、小型の物は唐揚げがお勧めだ。
特に通称アカハラと呼ばれるウグイやアブラハヤは養殖されたアユなど足元にも及ばないほどの旨さに驚かされる。

しかし、渓流魚の醍醐味は岩魚やヤマメなどとのポイント選び、釣り時の駆け引きである。
渓流魚は深山の清流で足音を忍ばせ、下流から上流へと、静かにポイントを定めながら・・・。
どんな渓流魚釣りの手引き書をみても書かれている決まり文句であるが、私は全く無視。
上流から行こうが足音をたてようが、狙ったポイントでわずかな時間静かにさえしていれば、物音に一瞬驚いた魚もすぐ平常に泳ぎ出す。

要は選ぶポイントさえ見間違えなれば魚は釣れる。

美味しく食べるには現地で頭部を小石で叩き、内臓を取り除く[野〆め]をし、フキの葉や笹の葉で包み、持参していればアイスボックスでの持ちかえりが鮮度を保つコツである。
塩焼きにする場合は頭を下に向け、余計な油が体にしみないようにするのが渓流魚の天然物の焼き方であり、以前は街道筋での渓流魚は養殖物を天然物と称して頭を上にして販売していたのですぐ判別できたが、最近は業者も学習し、養殖物でも頭を下にして焼いているので見た目では判別できなくなった。
しかし、口にすると養殖物はパサパサなのですぐわかる。

話が逸れてしまったが、岩魚やヤマメ、ニジマスなど大型の渓流魚は塩焼きや味噌をつけて焼いても美味しいが、最高の食べ方は、春先顔をだすふきのとう。
ふきのとうを細かく刻み、味噌と和える。
この味噌を魚の内臓を取り除いたお腹に詰め、頭と尾の部分のみに軽く塩をふりかけて焼く。
ある程度焼き上がったところで一度とりだし、体の部分に先ほどの味噌を両面につけて、味噌が焼ける程度まで焼いたら出来上がり。

渓流魚臭さもなく、ふきのとう味噌の香りが魚に染み込み、なんとも言えない美味な高級料理に。

川魚はダメという人でも食べだしたらやめられない、魚とは思えない味に満足するだろう。

問題はふきのとうで、春一番の旬な山菜であり、春先以外は無理だと思われるだろうが、春先に採取したふきのとうを刻み、1度の使用料位をサランラップにてるてる坊主のように包み、冷凍保存しておく。
刻んだ直後から鮮やかな緑色のふきのとうが、冷凍により黒っぽく変色するが味には関係なく、このようにふき味噌として使用してもよいし、暑い夏にそうめんや冷や汁などの薬味としても最高である。

今年は無理だろうが来年はぜひ試して頂きたい料理法である。


8月16日(木)は、恒例の懇親会&オ―クション開催日です!
参加は自由でどなたでも参加できます。
蝶屋仲間が集まり、情報交換、親睦を深め、オークションで盛り上がります!!
飲み食べ放題ですので空腹でお越しください

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