食い道楽 虫を食べる!
虫を食べると言えば 昔から代表的なものはイナゴ!
イナゴはいまだにあちこちで売られている。
しかし、販売されているイナゴは邪道で、どこで買っても足や羽根がついている。
本来イナゴは採取したあと、布の袋に生きたまま入れ、風通しのよい日影に2〜3放置して体内の消化物などを排出させる。
その後熱湯で軽く湯がいて、さらに1〜2日陰干し。
乾燥したイナゴの足や羽根を取り除き、下準備完了である
この状態で保管し、食べるごとにそれぞれの味付けで食べる量を調理する。
足や羽根を取り除かないと喉に絡んだり、羽根が張り付いたりと違和感を感じる。
佃煮状態で販売する店や製作者がこの程度のことを知らないはずはないが、羽根や足を取り除いてしまうと、目方が半減してしまうことと、手間を省くことを意識的にしている確信犯であろう。
信州にはゲテ物は多く、とくに南信地方の諏訪盆地や伊那谷ではカゲロウの幼虫のザサムシ、蜂の子、カイコのサナギなどは有名である。
今では珍味として扱われているザザムシやカイコのサナギ、蜂の子であるが、私が幼い頃は、カイコのサナギの煮付けたものが惣菜として普通に販売され、蜂の子はおやつがわりに蜂の巣をとり、幼虫を食べたものである
蜂の子と呼ばれている蜂はクロスズメバチで山梨や長野では[ヘボ]と呼ばれ、地中に巣をつくる。
子供の頃は、この蜂の巣を探し、巣を採るために、小さなカエルを捕まえ、皮を剥いて棒の先に刺して真綿を付けておく。
クロスズメバチがカエルの肉を取りにそのカエルに止まると、クロスズメバチの足などに真綿が絡みつき、巣へと飛ぶとき、真綿がキラキラとひかり、見失わないで追跡できるのだ。
当時は煙幕などはなく、鉛筆のキャップや下敷きに火をつけて巣を燻して蜂を麻痺させ巣を掘り出したものである。
セミは羽根を排除して素揚げにし、そのまま塩を振りかけて食べるか、カレーの具に、バッタなどはイナゴと同じ。
ゲンコロウやタガメなども羽根を排除して素揚げにと、昔はおやつ代わりに虫を捕まえては口にしたものであるが、今は採取することさえ難しく、とても口にすることはできず、せめて蜂の子くらいである。
私の店にもキイロスズメバチの幼虫や成虫なども冷凍してあり、以前のクラリオンガールでモデル、現在は女優として舞台やドラマなどで活躍する中別府葵ちゃんが来店した時にはこの蜂の子をつまみにスズメバチ酒をと、多いに盛り上がったものだ
ゲテ物、虫をつまみにスズメバチ酒や果実酒を飲む
意外と好奇心が強く、チャレンジするのは女性陣に多いことに驚かされる。
いつも食べれる虫、各種があるわけではないが、イナゴや蜂の子くらいは店にあり、チャレンジ精神旺盛の方はぜひ一度来店され口にしてみては!
但し、病みつきになっても責任は持てないがo(^-^)o
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