今狙える蝶は?
9月も中旬!
狙える種類も少なくなり採集家としては寂しい時期になってきた。
千葉県のルーミスシジミは相変わらず不作気味だが、狙い場所により大成果もあげられる。
端的に言えば「水の流れのある沢を狙え」
雨が降らず水の流れのない沢が多く、毎年採れていた沢でも流れがないと、沢が涼しくなくルーミスが降りてこないという現象が各地で見られるが、一方水が流れる沢ではルーミスが河原近くまで舞い降り、3桁前後まで可能な採集ができる。要するに行きつけの採集地にこだわらず、水の流れを探すのが今年のルーミス採集のポイントである。
8月下旬からと発生の遅いベニヒカゲの生息地、山梨県の甘利山や長野県の入笠山、釜無山ではまだまだほとんど新鮮個体で、♀の最盛期である。
比較的車横付けの楽な生息地が点在する 釜無、入笠山麓は入山規制で朝8時前に入らないと車での入山、観察も無理だから要注意!
秋狙える蝶、ツマグロキチョウやミヤマシジミの産地、鬼怒川や天竜川は発生も始まっているもののまだ個体数も少なく、最盛期は9月下旬!
シルビアシジミは豊作、不作の波が激しく、当たりかどうか見極めるには、今、現地に出向き、多少でも発生していれば9月下旬から10月初旬には大発生が見こまれる。
山梨県市川三郷町の笛吹川流域は他地域より発生が早く、シルビアシジミを狙うならまずこの地域から始めたい。クロコノマチョウの生息地が点在する静岡県松崎町は発生が始まり10月初旬まで楽しめる。
藤枝市ではクロコノマチョウの生息地域に稀にサツマシジミもみられ、また、近くにサツマシジミの生息地も点在することから、11月初旬まで狙え、また、ウラギンシジミの♀が多産することから狙え目としては面白い地域である。
このシズ―ンになれば何を採る?ではなく、何時まで楽しむ?という蝶との付き合いの時期であるのではないかと・・・。
情報提供・蝶屋でした!
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