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2012年10月19日 (金)

タテハ類の♂♀の見極めかた!

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クジャクチョウ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ、キベリタテハなどタテハ類の蝶は♂♀の見分けかたが非常に難しく、見分けのつかない人も少なくないだろう。 ある程度の人は翅形の大小、腹の太さなどで見分けをしている。

シータテハ、キタテハ、エルタテハなどは班紋では見分けがつかないが、これらの種類は後翅裏面のC、Lの文字班の出現に♂♀の班別が可能な変異がみられる。

私が見分ける方法はいたって簡単。

採集直後、三角紙に収納する前に、親指と人差し指で足の方から胸をつまみ、翅が垂直に、正面からみると、翅の基部に体を挟んで両側に左右の眼が見える。

この時、両眼が体の太さの中に収まっていれば♂。

逆に両眼が体の太さからはみ出るようなら♀である。

ただし、この判別法は採集直後や当日中など、採集後時間が経過しない状態がベスト。
展翅後などは体が乾燥してしまうので判別が困難になる個体もある。
この判別法に慣れてくると、容易に判別できるようになる。

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