クロヒカゲモドキ・激減した種パートⅡ
以前は採集のメインではなく、何かの採集のついでに、また、採集の帰りに立ち寄る程度で満足する数が容易に採れた種が、最近は狙って採集に行っても出会うことさえ難しくなってしまったという種類も少なくない。
代表的な種はクロヒカゲモドキだ!
林道沿いや耕地の縁などで普通に見られたこの種だか、最近は全くの偶然に出会える程度でしかない。
比較的出会える場所に行っても三回に一回出会えれば良いほど希少な蝶になってしまった。
食草であるクマザサなどササ類はどこにでも自生しているので食草が原因ではないと思われるが、茅ヶ岳山麓が広がる地域では、以前林縁や林床に自生するササ類は放置しておくと耕地まで根が張りだし、笹に覆われてしまうからと、地元の人たち総出で笹を根こそぎ削除する作業が2〜3年続いたことがあった。
今考えると茅ヶ岳周辺でクロヒカゲモドキが姿を消しだした年代と一致し 、これが激減の一因とも考えられるが、これは茅ヶ岳山麓に限られたことで、他地域でも激減していることを考えると、本当の原因は別にあると思われる。
農薬、除草剤なども考えられるが、これらにしても部分的であり???。謎だらけである。
何かしら原因がわかる人がいたら教えて頂きたい。

« ゴマシジミ・激減した種パートⅠ | トップページ | ヒメギフチョウ・激減した種パートⅢ »
「蝶の生態」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント