八重山諸島! 石垣島・パートⅡ

石垣島カレンダー
1月=カンヒザクラ の開花。
2月=ユウコクラシ 開花。
3月=イワサキクサ ゼミが鳴き始める。 4月=テッポウユリがいっせいに開花。 5月=アサヒナキマダラセセリ活動。
6月=街路樹のテリハボク開花。
7月=収穫に感謝する豊年祭開催。
8月=イワサキゼミが鳴き始める。
9月=南へ渡るツバメが翼を休める。
10月=アカハラダカ、サシバの渡り。
11月=トックリキワタが鮮やかに開花。
12月=サトウキビの銀穂が出そろう。
石垣島は海、山、森の自然観察が手軽に体験できる島だ。
市街地から車で30分も移動すれば沖縄県最高峰の於茂登岳の登山道入口へ。
ゆっくり登っても1時間で素晴らしい展望の山頂に立つことができる。
その於茂登岳に源を発する名蔵川河口域はアンパル[網張]とよばれ、日本の典型的な亜熱帯湿原となっている。
こちらも市街地からわずか15分の場所にありながら石垣島でいちばん大きなマングローブ林[160ヘクタール]と干潟が広がっている。
干潮時に干潟に降り立つと、マングローブの呼吸根が地上からタケノコのようにツンと飛び出していたり、タコ足状に広がったりと根の形はさまざまだ。
根元には大小のウミニナ類やカニたちが、また、現地ではトントンミ―と呼ばれるミナミトビハゼが胸びれを器用に操って干潟をピョンピョンと歩いている。
海側に向かって歩けば、シオマネイやミナミコメツキガニ、エビやユムシなどが観察できる。
また、アンパルはバ―ドウォッチングにも最適で、シギ類やムラサキサギ、リュウキュウヨシゴイは1年中観察でき、コウノトリやクロツラヘラサギなどの貴重な鳥と出会うこともある。
マングローブ林の中には大人のこぶしほどもあるシレナシジミやノコギリガザミ、ヒルギバシリイワガニ、オキナワアナジャコなども見られる。さまざまだ生き物との出会いがあり、泥遊びをしながら生き物の姿を間近でみているだけで楽しめるのが干潟探索の魅力のひとつである。
蝶類のことも少々!
私が当初石垣島を訪れたころは、現在与那国島でしか見られないシロミスジなども多産し、テツイロビロ―ドセセリなども生息していたが、森林地帯の伐採、開発、道路整備などにより、蝶類は極端に激減してしまった。
最近特に見られなくなった蝶はヒメイチモンジセセリ、ハマヤマトシジミ、イワカワシジミ、シロオビヒカゲなどを筆頭に、生息地、個体数が激減している種も少なくない。
来年[2013年]3月に石垣島新空港が開設し、大型のジェット機が出入りするようになったらさらに開発が激しくなり、何処まで自然が破壊されていくのか・・。
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