キマダラルリツバメ!
キマダラルリツバメは、関東周辺では山梨県、長野県、福島県などに生息している。
山梨県、長野県では主に桜や桑が、福島県では桐の樹がホストとして利用されている。
キマダラルリツバメの活動は、天気がよいと、8時前後から下草のヒメジョオン、トラノオ、ドクダミ、時にはジャガイモの花など、白い花から好んで吸蜜している。
樹木では栗の花から吸蜜活動する個体も多く見いだせる。下草の花から吸密する個体をネットインするときには、吸蜜しているその花は他の個体も次々と飛来するため、花を折らないように、力任せではなく、注意深くネットを振るのがコツである。しかし、午前中に吸蜜活動する個体は♂のみで、♀の吸蜜活動は♂がテリトリー活動を始める3時前後からである。
♂は吸蜜活動が終わると、発生木などの高枝の先に戻ってしまう個体が大半であるが、中には吸蜜したヒメジュオンの花の裏側に潜り、静止してテリトリー活動の時間帯まで待機している個体もみられる。
その後、テリトリー活動の時間帯の前になると、高枝先に静止していた個体はテリトリー活動をする準備のため、下枝や下草に降りて静止している個体もみられる。
テリトリー活動の始めの時間帯に卍活動が多くみられるのは、下枝や下草に降りて静止していた個体が、テリトリーを張ろうとしていた空間に他の個体が飛び込み、テリトリー活動を始めたために、一気に占有争いとなるためである。
我々採集者にとっては、卍活動をする個体は最高のネットインのチャンスであるが。
テリトリー活動が始まったら、次々に飛来する個体を狙えば良いが、時間の経過とともに陽当たり状況が変わるので、活動内の陽当たりのよい場所を狙えばよい。
このテリトリー活動の時間帯に注意しなければならないのは、発生木周囲の下草の花である。
♀の吸蜜活動の時間帯なのだ。
また、発生木の幹に産卵活動をするのもこの時間帯であるため、発生木がわかったら幹に♀が絡んでいないか注意したい 。
テリトリー活動で忙しく行き来する個体を無視するように、一方向に飛翔する個体は♀であり、飛翔先に静止するので見失わないようにしたい。
基本的には山梨県も長野県、福島県でも吸蜜活動、テリトリー活動などはかわりないが、長野県、山梨県ではテリトリー活動をする場所が大半樹木の冠部であったり、高枝先であるが、福島県ではほとんど目線下の下草である。
但し、この記述は晴天の場合であり、雨天時や曇りなど天候状況により、テリトリー活動をする場所、時間帯も異なり、晴天の場合でも気温などによりテリトリー活動開始時間は極端にことなるので注意したい。
また、キマダラルリツバメの採集法として叩きだしもあるが、この時注意しなければならないことがある。
キマダラルリツバメは叩きだされると、平行移動か高所への移動となるので、長竿で叩く場合は持参している竿、目一杯の枝先を叩くのではなく、1m前後下の枝先を叩くことで、平行移動や多少高所へ移動した個体が容易にネットインできる。
また、枝先から叩きだされる個体は大半♂であり、♀を叩きだすには枝先ではなく、幹に近い太い枝元をかなり強めに叩かないと飛び出してこない。
叩き出された個体が平行移動や高所の枝先に飛翔する個体は♂で、♀は下方に舞い落ちるように下草に降りてくるが、中には斜め下方にかなり飛翔しながら降りる個体もいるので、見失わないようにしなければならない。山梨県では都留市の鹿留、門原、十日市場、法能、中央、谷村、玉川、城山、羽根子、下大橋など多数あり、大月市岩殿山、相模原市では日連、松留、奥畑。
桂川沿いに生息範囲を広げているこの種は三ケ木、又野までも生息範囲を伸ばしているが、山梨県では採集禁止地域もあるので要注意!
福島県では会津坂下町勝大、西会津町泥浮山、屋敷、宝坂、柳津町飯谷、松ノ下、湯八沢、五畳敷、居平、鳥屋、中屋敷、三島町桑原、鳥海、大谷、浅岐、西方、名入、中野、金山町下大牧、水沼、大栗山、沼沢、越川のほか、会津美里町や喜多方市などにも生息地が点在し、採集には短竿で容易にネットインできる福島県がお勧めであり、生息地などがわからず、不安な方は当店、蝶屋主催のキマダラルリツバメ採集ツアーに参加されたい。
山梨県、長野県では主に桜や桑が、福島県では桐の樹がホストとして利用されている。
キマダラルリツバメの活動は、天気がよいと、8時前後から下草のヒメジョオン、トラノオ、ドクダミ、時にはジャガイモの花など、白い花から好んで吸蜜している。
樹木では栗の花から吸蜜活動する個体も多く見いだせる。下草の花から吸密する個体をネットインするときには、吸蜜しているその花は他の個体も次々と飛来するため、花を折らないように、力任せではなく、注意深くネットを振るのがコツである。しかし、午前中に吸蜜活動する個体は♂のみで、♀の吸蜜活動は♂がテリトリー活動を始める3時前後からである。
♂は吸蜜活動が終わると、発生木などの高枝の先に戻ってしまう個体が大半であるが、中には吸蜜したヒメジュオンの花の裏側に潜り、静止してテリトリー活動の時間帯まで待機している個体もみられる。
その後、テリトリー活動の時間帯の前になると、高枝先に静止していた個体はテリトリー活動をする準備のため、下枝や下草に降りて静止している個体もみられる。
テリトリー活動の始めの時間帯に卍活動が多くみられるのは、下枝や下草に降りて静止していた個体が、テリトリーを張ろうとしていた空間に他の個体が飛び込み、テリトリー活動を始めたために、一気に占有争いとなるためである。
我々採集者にとっては、卍活動をする個体は最高のネットインのチャンスであるが。
テリトリー活動が始まったら、次々に飛来する個体を狙えば良いが、時間の経過とともに陽当たり状況が変わるので、活動内の陽当たりのよい場所を狙えばよい。
このテリトリー活動の時間帯に注意しなければならないのは、発生木周囲の下草の花である。
♀の吸蜜活動の時間帯なのだ。
また、発生木の幹に産卵活動をするのもこの時間帯であるため、発生木がわかったら幹に♀が絡んでいないか注意したい 。

基本的には山梨県も長野県、福島県でも吸蜜活動、テリトリー活動などはかわりないが、長野県、山梨県ではテリトリー活動をする場所が大半樹木の冠部であったり、高枝先であるが、福島県ではほとんど目線下の下草である。
但し、この記述は晴天の場合であり、雨天時や曇りなど天候状況により、テリトリー活動をする場所、時間帯も異なり、晴天の場合でも気温などによりテリトリー活動開始時間は極端にことなるので注意したい。
また、キマダラルリツバメの採集法として叩きだしもあるが、この時注意しなければならないことがある。
キマダラルリツバメは叩きだされると、平行移動か高所への移動となるので、長竿で叩く場合は持参している竿、目一杯の枝先を叩くのではなく、1m前後下の枝先を叩くことで、平行移動や多少高所へ移動した個体が容易にネットインできる。
また、枝先から叩きだされる個体は大半♂であり、♀を叩きだすには枝先ではなく、幹に近い太い枝元をかなり強めに叩かないと飛び出してこない。
叩き出された個体が平行移動や高所の枝先に飛翔する個体は♂で、♀は下方に舞い落ちるように下草に降りてくるが、中には斜め下方にかなり飛翔しながら降りる個体もいるので、見失わないようにしなければならない。山梨県では都留市の鹿留、門原、十日市場、法能、中央、谷村、玉川、城山、羽根子、下大橋など多数あり、大月市岩殿山、相模原市では日連、松留、奥畑。
桂川沿いに生息範囲を広げているこの種は三ケ木、又野までも生息範囲を伸ばしているが、山梨県では採集禁止地域もあるので要注意!
福島県では会津坂下町勝大、西会津町泥浮山、屋敷、宝坂、柳津町飯谷、松ノ下、湯八沢、五畳敷、居平、鳥屋、中屋敷、三島町桑原、鳥海、大谷、浅岐、西方、名入、中野、金山町下大牧、水沼、大栗山、沼沢、越川のほか、会津美里町や喜多方市などにも生息地が点在し、採集には短竿で容易にネットインできる福島県がお勧めであり、生息地などがわからず、不安な方は当店、蝶屋主催のキマダラルリツバメ採集ツアーに参加されたい。

「蝶の生態」カテゴリの記事
コメント
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西会津町は4月16日にギフチョウとキマダラルリツバメを町の天然記念物に指定。
投稿: 生江克志 | 2015年4月22日 (水) 13時27分
キマルリの採集ツアーに参加したいです…
投稿: 大谷郁生 | 2019年1月18日 (金) 21時23分