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2013年1月29日 (火)

キマダラルリツバメ・マレーシア:ランカウイ島!

キマダラルリツバメ・マレーシア:ランカウイ島!

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写真は日本とランカウイ島のキマダラルリツバメ!

ランカウイ島には3種類のキマダラルリツバメが生息している。
日本産に類似した個体、裏面の色彩が赤っぽい個体、もう1種類はゴマシジミほどもある大型個体である。

日本のキマダラルリツバメと基本的に異なるのはアリと共棲しているかどうかということだ。
これはランカウイ島のキマダラルリツバメは樹木に絡まず、草地に生息してることから、日本のキマダラルリツバメは吸蜜時間帯、テリトリー活動をする時間帯のみに発生木から離れて活動をするが、ランカウイ島のキマダラルリツバメは夜も草花に静止したり、背丈ほどもない幼木の葉などに静止して夜を過ごしていることから、アリとの共棲は考えづらいこともある。

テリトリー活動時を含めほとんど目線より低い場所で生息している。
習性が日本産と変わらないのは白い小さな花が吸蜜源だということだ。

ランカウイ島のキマダラルリツバメは10時前後から林道沿いや草地の空間のある地面が露出している外縁、地面近くで草花に、また、吸蜜したりと活発に活動している。
日本産が吸蜜時間帯とテリトリー活動時のみに活発に活動するのみであるが、ランカウイ島の個体群は1日草地で活動している。

素早く飛翔し、そのスピードのまま直線的に草や幼木に静止するため、飛翔場所も草地の上ではなく、地面が露出しているような障害物のない低空空間であり、当然静止場所は草地でも幼木でも、1番外側、地面側ということである。
これは日本のキマダラルリツバメの吸蜜時間帯の行動と同じであり、ランカウイの個体群も静止した瞬間に飛翔してきた方向、空間側に向きを変え、再度飛び立つ時に前方に障害物がないように方向転換をしている。

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