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2013年2月27日 (水)

アリと関係がみられる蝶・ オオルリシジミ

アリと関係がみられる蝶・             オオルリシジミ


アリと関係がみられる蝶・             オオルリシジミ


アリと関係がみられる蝶・             オオルリシジミ


アリと関係がみられる蝶・             オオルリシジミ


アリと関係がみられる蝶・             オオルリシジミ
オオルリシジミやアサマシジミはアリと共生しているわけではないが、幼虫時代にアリが絡み、幼虫の分泌物をもらうアリがいると私は思っている。
アリが幼虫を巣に運んだり、餌をあげたりはしないが、少なくてもクララやナンテンハギに幼虫がいる時には必ずアリが幼虫に絡んでいる。
これはオオルリシジミやアサマシジミの幼虫採集をした人なら、各食草から幼虫を探す時にはまず食草の先端や花穂にアリがいないか探すと思われる。

両種を飼育したことがあるが、アサマシジミの場合はナンテンハギは容易に準備できることから飼育は簡単であり、さらに幼虫採集の時、終齢幼虫のみを選んでの採集であり、アリとの関係は感じないが、オオルリシジミの場合は、母蝶から産卵させての飼育であり、クララの花穂も常に入手できないこともあり、代用食にニセアカシアの花を与えるが、花だけで飼育をすると小型の個体になってしまうことから、花と一緒にアリを入れておくと、アリは幼虫を刺激し、おしり周辺をなめるような行動をみせる。
と同時にこれらアリから刺激を受けた幼虫からは大型の見応えのあるオオルリシジミが羽化する。
未確認ではあるが、イワカワシジミにも同様な関係があるのではないかとおもわれるが、私は基本的に野外採集をモットーとし、飼育はあまりしないので研究結論を見いだすことはできていないが、これらの研究にチャレンジされる人がいたら、また新しい発見があるのではないだろうか。

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