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2013年3月11日 (月)

スギタニルリシジミ!

スギタニルリシジミ!


スギタニルリシジミ!
春1番のギフチョウは人気があるだが、スプリングエフェメラルで同時期に年一度だけ発生するスギタニルリシジミはあまり人気がなく、ギフチョウ生息地には大半生息しているが意識してネットインしている人は多くない。

しかし、地域変異もみられ、集めだすと結構はまってしまう種類である。

静岡県芝川町の稲子川の個体群は大型で明るくルリシジミに酷似している。
この個体群と似ている個体群を産しているのが長野県飯田市の玉川流域のキャンプ場跡地周辺。     東京都下では八王子市の木下沢に生息し、非常に希少な個体群である。
小型でメリハリが効いた個体群を産するのが福島県西会津町の赤羽根山に源をもつ中野川。
この沢には山の尾根から中腹を進み、中野川と出会った辺りで車は通行不可となるが、この辺りに多産し、キフジなど小さな黄色い花をつける低木を軽く叩くと、他生息地ではみられない、多数の♀が飛び出してくる。
この地域の個体群の特徴は裏面の黒点がほとんど消滅し、裏面一面が濃い灰色になる特異な個体群である。
また長野県の秋山郷、埼玉県の浦山渓谷の個体群も変異がみられ、ギフチョウ採集時には気をつけていればほとんどの地域でみられるスギタニルリシジミをぜひネットインされ、この種は裏面に地域変異が多くみられることから、半分は裏展翅をされ、生息地ごとを見比べ楽しんでほしい。

今週14日木曜日は懇親会&オ―クション開催日です。
今月は私の採集予定の都合上第2木曜日の開催になっています。
シ―ズン突入前の懇親会ですので、ギフチョウを初め各種の生息地の案内など情報収入を含め、ぜひ参加くださいますよう、お会いできることを楽しみにお待ちしております。
当日は6時から店は開いています。

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