ギフチョウ!採集ルール
スミレ、さくら、カタクリ、ショウジョウバカマ、ネコヤナギ、ふきのとう、コブシ、ツツジ、キフジ、アセビ、ツバキ、イヌフグリなどはギフチョウの吸蜜源である。
スミレやさくらなどは種類も多いがギフチョウ生息地に自生していれば、種類に関わらず吸蜜源とされている。
ギフチョウ採集に行くとブルーのシ―ト、ネットや布などをトラップとして仕掛けての採集をしている人が多いが、なかには一面にトラップを掛けている人も少なくない。
しかし、あまり広範囲に多数のトラップを仕掛けるとギフチョウが散らかってしまったり、馴れてしまい逆に効果が薄れてしまう。
トラップを仕掛けるなら、自分が駆け寄れる範囲に、多くても4〜5ヶだと思われるが、トラップ使用の採集ではそれぞれが自分なりの持論があるだろう。
ただ、先客者がトラップを仕掛けている 範囲内には、後から行ってトラップを掛けないのは常識であるが、なかにはトラップを掛けずに採集している人もいる。
このような人は歩き回りならがの採集であるが、人が仕掛けたトラップ周辺をうろつき、トラップ目指して飛来してくるギフチョウを平気でネットインしてしまう人もいる。
トラップを掛けて待っているのだからと言っても「トラップでは採ってないよ」と逆ギレされてしまう。
トラップには狙った蝶を静止させるものと、トラップ周辺に飛来させる物とがあり、ギフチョウの場合は静止ではなく、周辺に飛来させるトラップであるから、トラップ周辺に飛来してくるギフチョウは仕掛けた人に権利があるのだ。
また、誰かがギフチョウを見つけ、飛翔している場所に走っていたり、空振りをしたりして追い掛けているギフチョウを 横からネットインしてしまう人も以外と多い。
追いかけている人がネットインの可能性があるうちは邪魔しないように見守るべきであり、追いかけてくる人が間に合わないようならネットインして、そのまま追いかけてくる人に差し出してやるのがベターだが、相手もそこまでされれば「どうぞ」と受け取らないだろう。
採集地に着くと、運転手を置き去りにして我れ先に同乗している仲間は我先にネットを持ち飛び出していくが、運転してくれた人が準備ができて活動を開始する時が採集開始であるべきと思う。一般的な採集ルールを無視してでも、いかに自分が満足する採集をしたいかという人が多く、私主宰の採集・観察年間予定表にはこと細かく採集心得が書いてあるが、同じ趣味を持つ仲間として楽しく、出会った仲間に不愉快な思いをさせないような採集を心がけたいものである。
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