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2013年3月15日 (金)

ギフチョウ初見???続く

ギフチョウ初見晚晚晚続く


ギフチョウ初見晚晚晚続く


ギフチョウ初見晚晚晚続く
13日青山でギフチョウが採集されたと報告したが、9日に四谷4丁目の交差点を飛翔するギフチョウを目撃したという情報が黒沢氏から入った。
車中からの目撃で最初はナミアゲハかと思ったが、黄色が強く小型で、手にとって確認したわけではないが間違いなくギフチョウだと思うと。四谷4丁目と青山墓地はさほど離れていないことから同一個体ではないかとも考えられる。
昨晩青山で採集した堤たか雄氏がギフチョウを持参され見せて頂いたが、飼育紋はなく、間違いなく野外品であるが、班紋、色調などからみて私の見識のなかでは新潟の個体に見える。
推測するに、この個体は野外飼育、庭などに何らかのカンアオイが植えられていて、袋掛けのような状態で自然飼育されたものが終齢幼虫での回収時に見落とされたか、すでに蛹になり、そのままわからずに放置されたのではないかと考えられる。

この地域では古く、1985年4月20日に永田町の日枝神社で撮影された記録もあり、当時の科学博物館発行の小雑誌の表紙に載ったこともあり、この地域に蝶マニアがいて飼育などをされているのではないかと推測される。
最近は仕事をリタイアした人たちがネットからカメラに持ち変え、各種の飼育をしている人が多い。昔は飼育をする目的は綺麗な個体を確保するため、要するに標本のために飼育をしていた。
しかし、最近飼育をしている人はカメラに持ち替えた人に多く、これは撮影のためであり、羽化直後の個体を自分でアングルを作り、自然では撮れない写真を思いのままに止まらせて撮影をしている人が多く見受けられる。
これらの人に話を聞くと、撮影中に逃げられてしまったり、撮影が終わると放してしまうという人も少なくない。
八重山地方の迷蝶をはじめ、これからも人為的に、思わぬ場所で、思わぬ蝶が目撃、採集という事例が続くのではないだろうか。

なにはともあれ、今回のギフチョウ騒動は春1番の使者として受けとめたいが、ギフチョウ初見からは省きたい。
今回の件で情報提供をしてくれた堤氏、黒沢氏、大辻氏、建部氏にはこの場で御礼申し上げる。

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