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2013年4月26日 (金)

意外と遅れている福島県ギフチョウ

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関東甲信越のギフチョウ発生は早く、神奈川県や長野県などでは3月から発生が始まっていた。
そんな状況から福島県西会津町は通常4月23日には発生が始まることから、今日26日は最盛期ではないかと黒沢さんと小林君との3人で むかった。
道中会津若松辺りは桜が満開。
満開の桜を見て、会津若松が桜が満開ということは、ことは、西会津の桜は全く咲いていない、イコール未発生。
と、嫌〜な予感が一瞬頭をよぎる。

西会津町の発生状況を判断する目安として、IC出口付近、用水路脇の桜、鳥追観音周辺、さらに、田んぼの畦にある古木、町営駐車場の桜など、何ヵ所かの桜の開花状況で判断できるが、何処の桜も全く咲いていない。
大久保集落から林道に入ると、林道には冬場に落ちたであろう小枝などが散乱し、まだ道路整備されていない様子が、さらに日陰には残雪も多い。
林道を進み、耕地を過ぎて、本格的に山に入りだした途端、目に飛び込んできたのは道路一面を覆う残雪。
たいした量ではないだろうと判断した黒沢さんは、強引に残雪に車を乗り入れる。
何回か繰り返しながら突破を試みるが、何回目かに車のボデイが残雪に乗り上げてしまい、タイヤは空回り。
タイヤ下の雪を取り除いたり、小枝を挟んだり、あげくの果てには畑を整備している人からシャベルを借りて雪を取り除くなどの作業を1時間近く繰り返すも相変わらず空回りするタイヤ。
晴天のギフチョウ日和、これ以上時間を割くわけにはいかず、車を放置し、帰りまでには雪も多少溶けて脱出できるようになるだろうと、採集準備をして歩きだす。
晴天高温、最高のギフチョウ日和であるが、周囲の樹木は芽吹きさえ見られず、林道沿いは残雪に覆われている範囲も半端ではない。

午後1時までの調査で、とにかく樹木の芽吹きや地上植物の芽吹き、残雪などから判断し、最盛期は5月初旬の連休ではないかと思われる。
帰りには車はなんとか自力で脱出でき、 シャベルを返しながら話を聞くと、今年の雪は物凄い量で、昨年の比ではなかったという。
福島県西会津町を初め、柳津町、金山町、只見町、長野県秋山郷、木島平村、栄村など豪雪地帯と呼ばれる地域は、関東甲信越の早い発生状況とは違い、発生の遅かった昨年以上に発生は遅れる状況であると判断をさせられた。
明日からの大型連休にはこれらを含み採集地の選択を考えなければならないだろう。

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