ギフチョウツアー・長野県下伊那郡!
天候により一週間遅れの下伊那郡ギフチョウ採集ツアーは13日〜14日の土日に開催。
日程の変更から一部参加者の取りやめや、変更があったが、今回は私を含めて平均年齢43才という若いメンバーであった。
狙った産地は3月30日には発生が始まっていた産地であったが、開催予定日から一週間遅れも低温続きで間に合うのではないかという、希望的観測での開催。しかし、世の中そんなに甘くない。
稀に飛翔している♂は完ピンは全くみられず、♀は未交尾個体が多い。
これは交尾のすんだ♂は発生地から離れ、すでに散らかってしまったということで発生が遅かった♀は♂との出会いもなく、交尾相手も見つからないということである。
新鮮個体がまだ間に合う生息地を求めて、把握している生息地、阿智村、阿南町、泰阜村、下條村と記憶を辿っていく。
「最悪、岐阜県は?」という申し出もあったが、長野県下伊那郡周辺にこだわりたい私は、久しぶりではあるが、多少標高の高い産地をチョイス。
結果的にツアー初参加の石川君はリリースを余儀なくされる個体もあったが、予想以上の成果に大満足。
やはり初参加の小林君は自分の目でピンポイントを探し、今時42cmのネットで空振りも少なくこれまた大喜び。
車の運転で疲れている新海君は相変わらずの追及心から歩き回り、環境調査に余念がない。
それでも他の参加者と同等の採集をしていた。
さらに、羽化不全で飛べない♀にハンドペアリンクをし、飼育材料までも確保。
最終的に私の目には目がよく、個体を探しだすことに優れている石川君、センスとがよく、ネットインが優れている小林君、環境把握、探求心が強く、環境をみて発生地を探しだす見事さなど、若者のパワーを感じさせられながらも、全員大満足の若者のツアーであった。
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コメント
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ギフチョウの記事を拝見いたしました。福井県では今年は3月下旬にギフチョウが見られました。平均年齢が43才で「若い」ということに驚きました。当方は更に干支一回り以上年齢が低く、チョウ友もおりませんのでチョウを追いかけている方の現状が分かりかねておりました。柿澤様の記事を今後も楽しみにしております。
投稿: ぴろりん | 2014年4月 8日 (火) 17時33分