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2013年5月18日 (土)

ギフチョウ

今日は秋山郷での採集
秋山郷には新潟県秋山郷と長野県秋山郷の2県またがる地域の総称である。
新潟県秋山郷にもギフチョウは生息地が1ヶ所あり、この生息地は白樺林で林床は一面カタクリが咲き乱れる、ドラマの撮影に使いたいほどのロケーションである。長野県秋山郷にはウスバサイシン食いの生息地を含め、13ヶ所の生息地が点在している。
今年は4月末の寒波で打撃を受けたものの、5月初旬から発生が始まり、今日現在、末期を迎えている産地、♀の最盛期を迎えている産地、発生初期、未発生の産地と雪解けにあわせて発生状況は異なっているものの、かなりのボロから羽化直後の新鮮個体まで、同一生息地でもバラツキがみられる。
多産地の飯山市の関田峠は狙い目も、隣接する野々海は残雪でまだ進入禁止だという。
新潟県もダラダラ発生で六日町などでは新鮮個体を含めて容易に二桁採集が可能であり、魚沼市や南魚沼市などは狙い目である。
両市とも低地から高標高地まで生息地が点在し、発生状況をみながらの採集が可能な地域である。
この地域の生息地がわからない人は、国道352、湯之谷温泉郷を檜枝岐村方向に進み、佐梨川を渡る銀岳橋の手前右側の林道に入ると、佐梨川の支流・長瀬沢沿いの林道は行き止まりまで広範囲にギフチョウが生息している。
道中気をつけながら進むと林道沿いを飛翔するギフチョウと出会えるので、密度の濃い地域での採集がお勧めである。最近は暑い日が多く、林道沿いばかりでなく、粗林内にも目を配らなければならない。
ギフチョウ末期にはミヤマカラスアゲハも多く楽しめる生息地である。

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