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2014年3月25日 (火)

ギフチョウ

ギフチョウ
ギフチョウ
いよいよ本格的なギフチョウシ―ズンを迎えるが、ギフチョウ採集をはじめ各種にも効率のよい採集法がある。
簡単に言えば習性を知り、環境を読むことである。
と言っても各種の習性をや環境を読み取るには採集日数を含め、よほど各種と出会わなければわからない。
私がツアー参加者などによく言うのは「ネットインはワンテンポ遅らせろ」と。 素早く飛翔している蝶には当てはまらないが、狭い範囲を行き来している蝶や吸蜜、吸水など静止している蝶は、大半の人は見た瞬間にネットを振ってしまう。 要するに採りたい蝶しか視線に入っていないということであり、さらにネットイン後も綺麗な個体かどうかをチェックして三角紙に納めた後の視線は次の個体を探し求めている。
吸水や吸汁などは環境とは余り関係なく採集しながらそのような場所を見定めておけばいいわけだが 、遊び場や溜まり場などのほか、吸蜜する花などは蝶から教えてもらう。
ワンテンポ遅らせろ、というのは遊び場や溜まり場などでの飛翔方法、環境がわかり、吸蜜している蝶は好む花の種類を教えてくれる。
見た瞬間にネットインをし、どんな環境で、どんな花から吸蜜していたかも見ず次の獲物を探してしまう。
しかし、ワンテンポ遅らせることにより飛翔方法から吸蜜している花の種類まで瞬間的に読み取ることにより、似た環境、同じ花を探して歩けばただ歩き回るよりよほど効率がよい採集ができる。
このような場所や花の咲く場所で待機してもよいし、同じ環境や花を探して歩いてもよい。
気を付けなくてはいけないことは、吸蜜個体をネットインする時、目一杯ネットを振り、花ごとネットに収めてしまう人を見かけることが多い。
しかし、吸蜜に飛来する花は、その個体のみがたまたま行き当たりばったり飛来していたわけではなく、他の個体も狙って飛来したい花であるから、軽くネットを振り、花を痛めないようにすると、また次の個体が飛来してくる。
特にこの傾向が強いのがキマダラルリツバメやアゲハ類である。
キマダラルリツバメのようなヒメジュオンなど吸蜜源の花が群生している場合には吸蜜している花の位置なども読み取ることができる。
環境、吸蜜活動パターンが分かってきたら、あとは活動開始からの行動パターンの読み取りである。ギフチョウの場合は生息地により活動開始時間は異なるが、採集地に着き、時間が早く、まだ他の種類の蝶も飛翔していない時間帯には1日陽当たりの良さそうな、たの樹木より多少高めな杉などの上部に視線を。
まず体を暖めるために活動開始の早い♂ が高所枝先や冠部を旋回するように飛翔し始める。
その後地上に降りてさらに体を暖めるために素早く飛翔を続ける。
この飛翔活動の時には蝶道があるので、この蝶道を把握すると効率はよい。
その後吸蜜活動であり、この時間帯が最も採集しやすい。
昼前には本格的な吸蜜活動は終わり、活発に飛翔活動にと。
♂が活発に飛翔活動を始める時間帯が♀の狙える時間帯であり、陽当たりのよい林道沿いや林縁が狙い目であるが、特に気を付けてチェックしたいのがサクラの花である。
この時間帯サクラから吸蜜している個体は大半が♀の個体であり、さらにサクラならどの木でもという訳ではなく、集まる木はある程度決まっている。
ただ、♀が吸蜜している時には見つけずらく、完全に立ち止まり、多少時間をかけて探さないと見つからないことが多く、わずかな身動きを見逃さないことである。
サクラの木の枝先を活発に飛翔している個体は大半♂であり、♀を探し求めに、また、遊び場としていることが多く、花に静止することは少ないが、焦ってネットを振らず、飛翔するコ―スを見極めれば、ある程度決まったコ―スがわかるのでネットを振りやすい場所でのネットインを狙えばよい。
好天、高温の日にはサクラの花に飛来している♀を4時過ぎまで狙える日もある。

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