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2020年4月12日 (日)

高山蝶=想い出No2

長野県にはクモマツマキチョウ、ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、コヒオドシ、オオイチモンジ、クモマベニヒカゲ、ベニヒカゲ、タカネヒカゲ、タカネキマダラセセリ、ヤリガタケシジミなど9種類が県条例で天然記念物に指定されている。この条例が設定されたのは大半昭和40年代前半である。私の幼い頃にはまだ何を採集しても可能な時代であったが、手軽に採れるオオイチモンジ、ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲ、コヒオドシ、クモマツマキチョウなどは標高1000m前後で比較的容易に採れ、これらの種類より高所に生息する種類も多く、小学低学年の私は高山蝶を採っているという自覚はなかった。始めて高山蝶と意識して採ったのが八ヶ岳のタカネヒカゲであった。当時はバスも八ヶ岳農場までしか運行されておらず、ここから徒歩での登山であったが、この農場周辺でミヤマシロチョウやオオイチモンジは多産しており、現在車で行かれる美濃戸や行者小屋は農場を出発してからの休憩場所であった。まだ別荘開発などがされておらず、八ヶ岳の最高峰赤岳から下界をみると、建物などは一切みられず森林地帯の空間などを歩く4~5頭の熊が見られるような自然豊かな光景であった。中岳から赤岳への登山道周辺には砂場にコマクサが咲き乱れ、黒っぽく素早い蝶が飛び交っている。タカネヒカゲである。私にとっては初めての高山蝶という感覚で夢中でネットを振り続け、上手くネットインできると登山者が拍手をしてくれた。登山をし、樹木のほとんど生えない2000m近い高山での採集、私にとってはこれぞ高山蝶であった。

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コメント

良い時代でしたね!

情景が浮かぶようです。

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