« チョウセンアカシジミ | トップページ | ウラクロシジミ »

2020年6月12日 (金)

私は蝶になる

早朝薄暗い時間帯に活動するアオバセセリやスミナガシ、クロミドリシジミ、夕方活発に活動するムモンアカシジミやキマダラルリツバメ。日中陽当たりの良い場所を好んで活動するオオムラサキやオオイチモンジ。木漏れ日が差し込むような林縁や林内を活動場としている蝶などそれぞれ時間や活動場所は異なる。さらに高所を飛ぶ蝶、低い場所を飛ぶ蝶など高低さもあり蝶採集で採集成果をあげるには活動場所、活動時間、吸蜜植物、飛びかた、たまり場など習性をある程度知る必要がある。さらに自分自身が蝶になり、蝶の目になりきることである。蝶になるとは、たとえば草地の陽当たりの良い草地があり周囲の林は木漏れ日が差し込むような粗林で、林縁には木陰が。草地脇には林道もあるというような環境でカラスアゲハなどが蝶道をつくるとしたらどのコ―スを。また、この空間を飛び抜けるとしたらどのコ―スをなど自分がその日狙った蝶になりきり瞬時にコ―スの選択をする。その為には陽当たりを好むとか、多少の日陰などを好むなど習性を理解していることが必要になる。また、樹木の高所枝先や冠部などを好んで活動場所、また、ガレ場などを活動場所としているサツマシジミやキリシマミドリシジミ、ツマジロウラジャノメなどが低地に舞い降りる場所、静止する場所などを活動範囲の環境を観察し、自分ならこの辺りと蝶になりきることで判断できる。蝶になりきると当然蝶の目になることからこの場には好きな花があるとか、占有活動をするには格好の場所であるなど蝶の目となり判断できる。習性、活動場所を知るということは意識して覚えようとすることではなく、採集時に自然と身につくことである。ただ、歩き回っていて見つけた蝶を瞬時にネットで捕獲するというタイプの方々には難しい。というのは常に蝶のみを見つけることに集中し、環境をほとんど見ていないからである。前にも記したが、一瞬遅らせてネットを振るとお勧めしたのはネットインしようとする蝶を見ている時間が長くなり、長くなるということはたいした時間でなくても飛びかた、興味をみせる草花、環境などを目にすることで無意識のうちに記憶として残る。この積み重ねが習性の理解につながり、また、蝶になりきることも可能となる。採集時にあちこちの産地で私と出会った方々は、大半私は椅子に座っている状況でわないかと。これには年齢もあるが、生息地を蝶となり一回りしてから自分が、蝶として何処で待機すれば出会える可能性が高いかを見抜いて座る場所を決めている。次々に狙った蝶が飛び出してくることもあるが、1日座っていて1匹など狙った種類により異なるが、自分が蝶になりきることで何時間でも待機できるようになった。

« チョウセンアカシジミ | トップページ | ウラクロシジミ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« チョウセンアカシジミ | トップページ | ウラクロシジミ »