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2020年9月27日 (日)

シロウラナミシジミ

この種は台湾からの迷蝶であり、その後八重山諸島で発生縦続。沖縄本島でも発生縦続も、以北の記録は奄美大島で1998年1♀、宮崎県延岡市で1986年1♂。となっているが奄美大島には局地的ではあるが個体数の多い生息地が2ヶ所ある。奄美大島と言えばアカボシゴマダラ、最近でこそフタオチョウと狙いを絞っての採集が多いと思われ、大半が採集地を絞りこんでの採集ではないだろうか。ということは採集者が立ち入らない地域も多くあると思われる。奄美大島にはナガサキア有尾型、アサギマダラの本州からの飛来個体なども狙え、スミナガシ、イワカワシジミ、オオシロモンセセリ、アオバセセリなどの多産地。特に希少なのはツマベニチョウ。ツマベニチョウ自体は島全域広範囲に生息している。特異な1生息地のみであるが、真夏でも低温期型以上に黒化が著しい個体群を産する生息地がある。とにかく黒い。♀などはこれで低温期型になったら真っ黒になるのでほないかと思われるはどの黒さである。また、春1化のミカドアオハ。全ての個体ではないが大型で裏面が黄金色に輝き覆われる個体が稀に出現する。私はゴールドミカドと呼んでいるほど見事な個体である。などなど奄美大島の魅力を書き出すと切がない。シロウラナミシジミの食草はミョウガ科の植物であるが、ウコンを主食としている石垣島、シュクシャを主食としている西表島とでは個体の大きさが異なり、全体的にシュクシャを食している方が大型化する傾向が強く見受けられる。最近は西表島、白浜の生息地は墓地周りで、採集者が墓地内を歩き回ることが原因かは定かではないが周辺の食草は大半刈取られてしまい、個体数は激減している。奄美大島での私は一般採集者が立ち入らない地域での採集が多く、このシロウラナミシジミ生息地も探索時に偶然発見した場所でおる。局地的ではあるがシュクシャが群生し、シロウラナミシジミの多さに唖然とした程である。さらに驚いたのは大型個体の多さ。個体群全体の大きさでは西表島など足元にも及ばない程である。私の店では奄美大島ツアーを年2〜3回開催しているがこの種のネットインには思わぬ福産物に大喜びしている参加者も多い。

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