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2020年12月26日 (土)

来春のギフチョウは。

今年もあと数日で終わろうとしている。コロナで大変な1年、採集も思うようにできなかった。来年もこのような状況が春先まで続くのではないかと心配であるが、桜の咲く頃にはある程度落ち着くのではないかと期待をこめるしかない。春一番、大半の方はギフチョウから始まるだろうが、発生の早い生息地は静岡県浜松市天竜区の枯山周辺で3月15日前後には発生している。しかし、この地域は残念ながら採集禁止。ネットを振りたいなら新潟県の山北町か阿賀野市である。日本海の笹川流れを車窓から見ながら国道を進むと、村上市から山北町に入り、しばらく進むと右側に男性のシンボルの置物が。この置物から林道に入り、耕地が終わり山際にカタクリが咲き乱れる辺りからギフチョウがお出迎えしてくれる。早い年には3月20日前後には最盛期を迎えていることもないが、間違いないのは3月下旬である。大半林道沿いでの採集であるが、道中沿いの空間のある林内にも好採集ポイントがある。この林道は行き止まりで、行き止まり辺りもかなり好ポイントである。車は耕地が無くなる辺りに停車して、行き止まりまで林道沿いでの採集をしながら歩いて進むのがお勧めである。個体数も意外と多く、最盛期なら容易に2桁採集も可能である。同時にこの地に生息するスギタニルリシジミは大型で見栄えの良い個体群である。所詮ギフチョウ、されどギフチョウという方々は4月に入ると発生の始まる長野県や新潟県でのイエローテール型に狙いがお勧めである。この型は稀少であり、狙っての採集は難しいが狙い方もある。基本的日本橋は多産地が狙い目で、最盛期には容易に2桁採集が可能な生息地。しかし、長野県や新潟県の多産生息地は、発生後交尾が済むと、周辺に散らかってしまうことから最盛期にはこの型との出会いへ極端に難しくなる。というのはイエロールテールの発生は発生初期と末期に多く、♂は2桁採集できる生息地で、1日粘っても1、2匹出会えれば良いという本当の発生初期である。逆に♀のテールは発生末期で、すでにミヤマカラスアゲハが最盛期近く、樹木も完全に芽吹き、稀にギフチョウが飛んていても鱗粉はかすれ、飛ぶのがやっとというような時期に新鮮なギフチョウが飛んていたら大半この型である。最盛期には木漏れ日が差し込むような林内の活動場としていた林道も樹木の芽吹きで、ほとんど活動せず、多少広い陽当りの良い林道や車道などが狙い目となる。私は毎年複数のイエローテールを採集しているが、この型の出現率が高いのは新潟県南魚沼市の野田、寺尾。また、長野県栄村秋山郷の和山、切明が狙い目である。今年も皆様に愛読していただきありがとうございました。寒さも厳しい年越しとなりますがお身体ご自愛され良いお年をお迎え下さい。

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コメント

コロナ禍でも自家用車で朝、昼食を購入し、現地に出向き帰って来る事ぐらいなら接触者も少ない為問題無いようですが休日の伊豆ケ岳で登山者と採集者で密になることがありました。くれぐれもコロナに気を付けて良いお年を!

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