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2022年4月11日 (月)

ギフチョウの発生状況

桜は満開、気温は連日20℃を越える状況でギフチョウも各地で発生。富山、福井などでは最盛期を迎え各生息地では採り放題の個体数も。しかし、降雪量のさほどなく、比較的雪解けが早い地域では一気に発生が始まっている傾向があるが、現在発生しているどこも個体数が極端に少ない。これはギフチョウのみてはなく、みちのくヒメギフチョウも同じ。ギフチョウ、みちのくヒメギフチョウともに発生は1周間から10日遅れの生息地が多いがいずれも個体数は少なく、大半の人が今年は極端に不作という。しかし、私の感覚とは異なる。というのは私はまだみちのくヒメギフチョウと中津川のギフチョウしか採集に行っていないが、確かに樹木の芽吹きや桜、ツツジの開花状況をみるとまさにギフチョウなとも最盛期を思わせる。しかし、二桁前後ネットインしても全て♂ばかり。他の地域に採集に行かれた人の話でも同様であり、口を揃えて今年は不作という。私の感覚が違うというのは地面に生える下草の生育状況である。ヒメカンアオイはよほど陽当りのよい場所に自生する株でもやっと新芽が顔を出した程度で大半の株が古葉ばかり。当然スミレなども咲かず、体感温度で花咲くサクラやツツジとは異なり地温とに極端な温度差を感じる。これだけ高温が続いているから当然羽化する個体はいるが、これば蛹の場所などて左右され、早く羽化する個体である。これらの状況を見ていると、本格的な羽化はこれからであると感じてしまう。発生が始まってから本格的に羽化が始まるまでの日数が例年より長いと。私の感覚では多くの人が今年は不作と諦めた多少遅い時期に大当たりするのでないかと思われてならないが、はたして、、、?

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関東甲信越の蝶採集観察マップVol.29の発送状況ってどうなっていますか?

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