2013年6月28日 (金)

キマダラルリツバメ&オオムラサキ

キマダラルリツバメ&オオムラサキ
25日晴れ、午後、雷や雨、26日曇、午後から雨、というのがTVなどで報じられた山梨県の天気予報。しかし、25日は朝から雨、時々激しい雨、26日朝から1日雨というのが山梨県の実際の天気であった。

晴れ間があれば!雨が半日でも降らなければ!ワンチャンスあれば!と採集に出向くのが私の採集スタイル。
25日は午後から雷や夕立があってもキマダラルリツバメなら大丈夫。
むしろキマダラルリツバメ採集には夕立は歓迎で、テリトリー活動を開始する時間が分かりやすく、狙いやすいと車は山梨県へ。
ところが、中央自動車道・八王子ICを過ぎると物凄い雨。 おいおいこの雨はなんなんだ、と思いながらも車は目的地に向かうが、全く雨足はおさまらないまま目的地に到着。
車の中で待機。
昼近くなると多少小雨になるも、ヒメジュオンなどの花に飛来し、吸蜜活動をする個体を探すことさえ無理があり、雨が上がり多少でも陽が差してくれないかとひたすら願うのみ。
このキマダラルリツバメ生息地は従来条例で採集禁止になっている山梨県都留市周辺や神奈川県藤野町などからはかけ離れた生息地であり、当然、キマダラルリツバメが生息していること自体知られていないことから何ら条例もない生息地である。
長年生息調査をし、4年前に探し当てた生息地で、最初に探し当てた時の、ヒメジュオンから吸蜜している3♂1♀を探し出すことができた時の感動は昨日のことのように鮮明に脳裏に焼きついている。
この年は大当たりで、次回の採集時、雨の中通過してしまうにはどうしても見落とせない環境があり、長竿を手に枝を叩いてみるが枝葉に溜まる水滴が ・・・。
びしょ濡れになりながら何回か気になる枝を叩いていた時、 地面に落ちる水滴に混ざり、明らかに水滴と異なり、 斜め下方に舞い落ちる個体が。
明らかにキマダラルリツバメであると直感し、落下地点を探すが見つからない。 キマダラルリツバメのみでなく、シジミ類には地面に落ちたりすると、直後に歩き?這い回り、なかなか見つけだすことができないのだ。
この時も落下地点からは探し出すことができず、探し範囲を広げるが、歩き回ったりすると踏んでしまう危険性もあり、雨で濡れる下草に膝をつき、丁寧に、丹念に、随分長く探した感じだが実際には4〜5分か?。
下草の根元、地面すれすれにぶら下がるように黄色い地色に縦縞模様が目に飛び込んできた。やった―!。
紛れもなく、何年も探し求めたキマダラルリツバメが、雨の中、目の前に佇んでいるのだ。
新しい生息地を探し出す時はこんなもんで、いとも簡単に当たることが多い。
地図から環境を想像し、新産地を見いだすことも多いが、何かの採集の道中、目に飛び込んだ環境から直感的にの探索での発見がはるかに多い。
思わぬ発見で、この地域には2ヶ所の生息地をこの年に探し出すことができた。この生息地にはそれから毎年かよっているが、何故か時間の関係で活発に活動する夕方にかけての採集はできず、毎回午前中の吸蜜時間帯、効率の悪い採集を余儀なくされていた。そんな私が25日はテリトリー活動をする時間帯まで頑張れると勇んでの採集であったか雨、雨である。
それでも2時近くなると、小雨から時々曇という天気になり、もしかしてとテリトリー活動を期待するが、結構好環境の場所が多く、テリトリー活動時間帯に来ていないことから狙い場所を設定するのが難しく、さらにテリトリー活動をするには湿度が高すぎる。
3時過ぎまで待機するが、テリトリー活動をする気象条件ではない。
これなら、標高も低く、多少天気もよいのでは?
さらに生息地が狭く一望できることからもう1ヶ所の方が確率は高いのではと急いで移動。
多少気温も高く、条件が明らかによいことは分かるがテリトリー活動をする個体は見当たらない。
枝を叩いての探索でも姿をみることもできず、諦めて高台の車に戻りながら見渡した瞬間、小さな桜の木の先端でチラッと動いた蝶が一瞬であったが目に飛び込んだ。
キマルリ!と直感!
再度根元に駆けつけると、なんと、占有活動を初めているのだ。
興奮と、やはり此処だったかと頭を過りながらテリトリー活動をするキマダラルリツバメはすぐ枝先に静止。
この地域でのテリトリー活動を目撃したのは初めてだったが、目にすれば所詮キマダラルリツバメである。
多少スレ個体で、このような気象条件では新鮮個体は活動しないことはわかっていたが、探し出した生息地で、見てみたいと思っていた占有活動を目にし、物足りなさと、満足感とが交差しなからもこの日の採集は終わった。
翌26日は午前中は曇で大丈夫という天気予報に、特別会員の案内で山梨県へアサマシジミ採集も朝から雨。   昨日といい、なんと当たらない天気予報だ。
それでもびしょ濡れになりながらアサマシジミを採集し、クロツバメシジミの生息地に案内。
石垣の隙間などに静止する個体を見つけての採集を。
まだ時間も早いことからオオムラサキのサナギのサナギを採りたいということで、食樹であるエノキが比較的小さい発生樹が自生する場所に案内。
枝を持ち上げサナギを探すが全く探すことができない。
雨も激しく探しずらさはあるが、山梨のオオムラサキは発生しているよ、という情報にサナギ探しをしていたのが災い、エノキからみいだしのはまだ終齢にもならない幼虫だ。
え〜っと思いながら葉表を探すと結構幼虫が見つかる。
葉が濡れていなければ、幼虫の台座が光り、探しやすいが、雨で濡れた状況では幼虫を探し出さなければならず、苦労しながらの幼虫採集であった。
これらの幼虫から見て、オオムラサキの発生は7月初旬。   最盛期は7月10日前後になるのではと思われる。

2013年6月21日 (金)

発生状況

空梅雨から一変、台風の影響もあるだろうがうっとうしい日が続いついる。
新潟県奥只見の黒いフタスジチョウは最盛期を迎え、長岡市周辺のチョウセンアカシジミは綺麗な個体採集は今週が最後。
同様に見附市や三条市のウラクロシジミも今週が最後。
山梨県北斗市、甲州市、笛吹市、富士河口湖町のアサマシジミも今週が最後のチャンス。
これら末期を迎える各種の蝶は必ず遅い発生地があり、これらの生息地を把握していればまだまだ来週でも間に合う生息地もあるが。
山梨県都留市、大月市、相模原市のキマダラルリツバメは発生初期も撮影、観察のみ。
長野県南信濃村や福島県南会津地方のキマダラルリツバメも発生が始まっている。
ギフチョウをまだ採集したい人は、間違いないのは山形県月山がギリギリも湯殿山は最盛期も、両生息地ともダラダラ発生し、7月の採集ラベルが狙える生息地である。
各種発生状況が遅れていたが、ここにきて高温が続いていた影響か、逆に一週前後早まっている状況である。

昨夜の懇親会&オ―クションには30人近い方々に参加頂き、新産地の探索方法や最後のギフチョウ採集産地、立ち入り禁止区域での許可を得ての採集方法、今が旬の発生種などで多いに盛り上がった。

2013年6月19日 (水)

アサマシジミ

アサマシジミ
アサマシジミ
今日は天気予報では大雨!という荒れ模様にも、
雨にも敗けず!
風にも敗けず!     と黒沢さんとまるちゃんを案内で山梨県にアサマシジミ採集。
東京を出発時には強風は吹き荒れていたが、幸いないなことに雨は降っていなかった。中央自動車道を快適に走り、多産地が点在する韮崎ICをでるころには完全に雨模様。
それでも車は迷うことなく目的地へ到着し、
「雨でも大丈夫?」
「アサマはススキみたいなスゲ科の草に止まっているから」
「ネットが濡れるからスプリングのお散歩ネットがいいよ」
などと話ながら、ネットならぬ傘を手に草地へと入って行く。

それぞれが林内の空間を探しながら探索を開始するが、すぐ誰も見えなくなる。
最初はススキなどの葉上を探し、びしょ濡れになりながら歩くが全く探しきれない。
ということは、かなり長い間、激しい雨が降ったと推測し、晴天なら、多少背の高い草地を探索するが、この天気では草の根元に潜り込んでいると推測。
根元に潜り込んでいるとすれば、通常あまり活動しない、草が疎らで、根元まで見えるような草地を狙いさがすと、案の定、地面から4〜5cmの茎に静止している♀を発見。
しかし、周囲に多少生える草は濡れ、さらに地面に近いことからお散歩ネットとはいえ振りずらい。
こんな時には持参している小さなタッパ―が効果的で、静止する草を揺すらないように気をつけながら、両サイドから静かにアサマシジミを挟み込むようにすると、タッパ―の中に落ちるように収まる。
この時気をつけなければならないのは、アサマシジミだけを静かにタッパ―に収め、水滴を入れないことである。
タッパ―に収まったアサマシジミは多少暖まると羽ばたきをすることから、水滴が入っていると、翅の鱗粉が落ちてしまう。雨の中では探し出すことも一苦労であるが、採り込みにも神経を使う。
一時間位の採集で私が探しだしたのは、2♂4♀。
車に戻ると、すでにふたりは戻っていて、黒沢さんは3♂を探しだしていたが、まるちゃんは探せなかったということで「まるちゃんに1匹採らせよう」と再度林内へ。
黒沢さんと私が1匹ずつ探し、まるちゃんに採らせるも、「何で、私は探せないの」とまだ不満顔。 「どうしても自分で探すから」とまるちゃんはしつこく林内へと消えていく。   しばらく待つが戻ってこないので私も林内に入ると、まだ探しきれないまるちゃんは探索中。
私がさらに1♂1♀を探しだし、ネットインしたまるちゃんは、なんとか自分でとさらに探索。
びしょ濡れならぬ美女濡れも絵になり、二時間弱の雨中のアサマシジミ採集は終わった。
ちなみに採集数は3人で3♂12♀であった。

明日20日木曜日は6月の懇親会&オ―クション開催日です。今が最盛期のアサマシジミ、チョウセンアカシジミ、ウラクロシジミ、黒いフタスジチョウなどの他、間もなく発生の始まるキマダラルリツバメやゼフィルスなどの生息地、発生状況などの最新情報収集をかね、ぜひお立ち寄りください。
採集地を知りたい方は地図持参が分かりやすいです。
食べ放題、焼酎飲み放題=4000円
6時より随時、お気軽にご来店ください。

2013年5月30日 (木)

水不足!

水不足!

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雨が降らす水不足で草原、草地で発生するウスバシロチョウ、オオルリシジミなどの発生状況がおかしくなっている。
昨年8月、山梨県は雨が降らず水不足に陥り、ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、エルタテハ、キベリタテハなど夏場の各種が多産する山梨県を代表する好フィ―ルド、大菩薩山系や一之瀬高原などでは全く蝶が見られなかったという状況であった。
ここまでひどくはないが、新潟県や福島県、山梨県、長野県などでは水不足の影響が著しくみられる。
荒れ地や草地で発生している局地的な種類の蝶は、食草が自生している発生地でも、周囲の地面が露出しているような環境の発生地ではほとんど発生個体をみることはできず、逆に草が密集しているような環境では夜露などで多少の湿り気があり、このような発生地では例年通りの発生個体をみることができるのだ。
先日も新潟県での採集時、帰りに立ち寄った日本一大型のウスバシロチョウ生息地で、農作業をする80才になるのに、物凄く元気に畑仕事中の顔見知りのおばあちゃんが「今年は蝶も採れないだろう!いつも沢山の青虫がつくキャベツだってほら見てみろ、綺麗なもんだ」。 「ちょうちょどころか虫も飛ばないよ」と言いながら、沢の水を汲んでは萎れかけている農作物の若芽に水をかけていた。こんな天候も梅雨入りで解消され、これから草地で発生するアサマシジミなどには影響はないだろうと思えるが、今現在ではこんな発生状況から全体的には個体数が少なく感じるが、雨を待って羽化することも考えられ、ダラダラ発生の傾向も感じられる。

2013年5月29日 (水)

今・何を狙う!

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今・何を狙う!
ギフチョウ、ウスバシロチョウ、クロツバメシジミ、トラフシジミ、クモマツマキチョウ、ミヤマカラスアゲハ、チョウセンアカシジミ、フタスジチョウ、キマダラルリツバメ、ウラクロシジミ等々、春1番のギフチョウも希少産地、豪雪地域産地を残すのみとなり、本格的シ〜ズンを迎える季節になると、狙いをつけての採集となる。

今年の発生状況は全体的に早いか、遅いかの両極端。
降雪量の多い地域での発生種は、確実に発生が遅いが、連日の高温で一気に発生が始まると、あっという間に末期を迎えてしまう傾向がみられるので、採集に行き、残雪が多くまだ発生には2週間前後かかるなどと推測し 、狙って行ったら終わっていたなどということになる。

私が発行している[関東甲信越の蝶採集・観察マップ]を参考に採集されている方も多いが、アサマシジミ、チョウセンアカシジミ、オオヒカゲ、オオムラサキ、ムモンアカシジミ、クロツバメシジミ、クロシジミなど、終齢幼虫やサナギ採集をできる種類で、マップ記載地などの局地的な生息地では、これらのステージでの採集をされる方もいるので極端に成虫が少ないということもある。

マップ記載地に採集に行かれる方は、面倒でも事前に問い合わせを頂ければ、私が把握している情報はお伝えでき、状況によっては他産地の紹介もできるので無駄足にならないと。
また、キマダラルリツバメの多産地域の南会津地方では、昨日の会津美里町の死者を含み何人も襲われている狂暴な熊の出没もあり、熊の活動範囲は広く、隣接する柳津町や西会津町などにキマダラルリツバメ採集に行かれる方は要注意である。

発生状況などの情報収集は問い合わせ頂ければ、把握している範囲の情報提供はできるが、種類によっては、詳細の生息地などの問い合わせは特別会員などに限られているのでご容赦頂きたい。

相変わらず週4〜5日の採集ペースで、今日も小雨の中、関越自動車道を新潟に向かい、多少の雨でも採集可能な、今が!発生初期の種を狙い走行中の車中でのブログ投稿である

2013年5月27日 (月)

ギフチョウ

豪雪地帯のギフチョウは連日の高温続きで一気に発生、終盤へと進み、採集期間が極端に短くなっている。
福島県では雪解けを促すように樹木の芽吹きが始まったと思ったら、あっという間に生い茂り、枝の間から先が見えないほどになり、樹木の間をギフチョウが飛翔できない状況である。
この状況は秋山郷など他地域でも同じ。
福島県金山町では3生息地のうち2生息他はすでに終わり、残り1生息地は個体数が少なく、採集困難な地域であるが、まだ新鮮個体が狙える。
只見町には4生息地が点在しているが、一ヶ所が発生初期で残りの生息地はまだ未発生である。
長野県栄村の野々海はゲ―トが解放され、野々海池手前までは通行可能。
秋山郷には10ヶ所以上の生息地が点在しているが、すでに大半の生息地は終わっている。
発生の遅い切明温泉から奥志賀高原への基点付近も一気に発生し、高所へと散らばってしまって、ギフチョウとの出会いさえ難しくなっている。
しかし、鳥甲山などの標高1200m以上の生息地では最盛期や発生初期の生息地もみられる。
この時期のギフチョウは春先に発生する個体群とは異なり、林道や空間を穏やかに飛翔することは少なく、朝から林内を活発に飛翔し、林縁のスミレなどに吸蜜に飛来し、林縁や林内の木漏れ日が差し込むような場所で穏やかに飛翔し、採集しやすくなるのは2時前後からである。
豪雪地帯の生息地では、採集する林内は一面残雪に覆われていても、尾根沿いでは発生が始まっていることから、雪の上での採集が楽しめるのも今ごろから。
朝から一気に気温が上がり、ギフチョウの活動も活発になることから、この時期のギフチョウ採集は気温、風などを考慮し、林道であったり、吹き上げピーク、林内などを設定してのセンスが問われるギフチョウ採集である。

2013年5月20日 (月)

ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハ

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ミヤマカラスアゲハと言えば北海道というほど北海道の春型の綺麗さは別格であると大半のマニアは感じているだろう。
また、ミヤマカラスアゲハほど表面、裏面を含めて個体変異の多いアゲハ類はいないだろう。
北海道の個体群が1番綺麗だと言われているが、北海道は個体数が多く、出回る量も半端でなく、多くの人の目に触れる機会が多いことからの認識であると思われる。基本的にミヤマカラスアゲハは降雪量の多い豪雪地帯ほど綺麗さが増すという傾向があり、私が見てきたミヤマカラスアゲハの綺麗さでは1番が長野県の秋山郷。
2番が福島県の只見町であり、北海道は3番目である。
ただ、秋山郷や只見町のミヤマカラスアゲハの春型は個体数も少なく、これらの個体を目にする機会がないと思われる。
秋山郷や只見町で共通して言えることは、一般的吸蜜源であるツツジの花が少なく、タンポポの花が吸蜜源として利用されていることから採集時に狙い場所がなく、採集は困難であるが、タイミングが良いと林道で吸水している個体と出会うこともある。
しかし、他地域でみられるような集団吸水ではなく、多くても3〜4頭である。
逆に夏場の2化は、道端や人家の脇などに咲く[ネムノキ]の花に群がるように吸蜜に飛来している個体が多く、容易に採集することができる。
ミヤマカラスアゲハは表面の青緑色帯の変異が非常に綺麗であり、大半のマニアは表展翅しかされないが、裏面の後翅白帯が異常に幅広い個体など個体変異が見られ、これらの個体はぜひ裏展翅をお勧めしたい。
もうミヤマカラスアゲハの発生も始まり、昔から有名な埼玉県の伊豆ガ岳などは最盛期を迎えている。
ギフチョウ採集に追われているが、すでにカラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ウスバシロチョウ、クロツバメシジミなど春を代表する蝶の発生が始まっており、ギフチョウの生息地域にこだわり採集をする人、ギフチョウは所詮ギフチョウという人など様々であるが、採りたい蝶を選択して狙えるシーズンになってきた。

22日水曜日は山菜料理をメーンにバイキング開催日です
旬の山菜料理をつまみに最新情報の収集をしませんか。
時間がありましたらぜひお立ち寄りください

2013年5月 1日 (水)

参考=採集友の会情報!

ヒメギフチョウ
長野県富士見町〜茅野市間の国道20号線沿い、 花場、栗生、大沢、青柳、林間、金沢、矢の口、大池、木舟、西山は最盛期から♀最盛期。
岡谷市高尾山は末期。
富士見パノラマスキー場上周辺は29日現在未発生。
入笠山富士見町側低地、伊那市小黒川林道低地は発生初期。
高ボッチ山麓は低地発生初期。
小諸市布引観音ほか周辺低地発生初期。みちのくヒメギフチョウは雫石町♂最盛期♀発生初期。
岩泉町♂最盛期。

ギフチョウ
29日現在、福島県西会津町低地発生初期。
柳津町、金山町、只見町未発生。
長野県イエローバンド多産地・開田高原、木島平村、山ノ内町は未発生。
新潟県柏崎市末期。 見附市大平森林公園♀最盛期。
越路町東谷、西谷♂最盛期♀発生初期。
小国町森林公園発生初期。
小千谷市金倉山周辺♂最盛期♀発生初期。南魚沼市六日町周辺低地は発生初期。魚沼市湯之谷温泉郷口元低地発生初期。クモマツマキチョウ新潟県糸魚川市姫川渓谷低地発生初期。長野県長野市戸隠山系最盛期。

ホソオチョウ
所沢市周辺末期。
山梨県笛吹川流域♀最盛期。

スギタニルリシジミ

ギフチョウ生息地では大半発生初期から最盛期。

チャマダラセセリ
山梨県発生初期も、長野県、福島県とも 採集情報なし。

週1〜2度、最長でも毎週最新情報を提供。
採集計画時、採集地からの伝線情報など時間差なく最新情報の問い合わせができる[採集友の会]

入会金  3000円
年会費 10000円
申し込みは郵便振替でお申し込み下さい。

郵便振替
00130-8-705787
蝶屋 柿澤清美

振替用紙に携帯番号とEメールを明記して下さい

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2013年4月30日 (火)

ギフチョウ

発生の早かった今年のギフチョウは静岡県、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県と順調に発生をした。
誰もが、どの生息地もこのまま一気にギフチョウが発生していくと考えているに違いない。
しかし、発生の早い発生地はここまで。
これから発生が始まる豪雪地帯はズバリ昨年より遅い!

福島県西会津町、三島町、金山町、只見町、そして長野県木島平村、山ノ内町、栄村、野沢温泉村などの豪雪地帯の発生は1週間から10日前後遅れるのではないか。
原因は想像以上の降雪量。

樹木の芽吹きが遅れているうえ、残雪で地温が上がらす、当然地上に芽生える植物も異常に遅れていることから、地上植物の芽吹きにあわせて発生するギフチョウも当然遅れるだろう。

さらにギフチョウの発生状況の目安である桜の花は、渡り鳥[ウソ]の大群が新潟県から福島県南会津地方を襲い、桜の花芽を物凄い勢いで食べつくし、開花状態の桜をみても、まばらで、一見ほとんど咲いていないようにさえ見える。

豪雪地帯では体感温度と地温とは、関東のように極端に異なることはなく、植物の芽吹きや地上植物の芽吹きからギフチョウ発生状況が読みとれる。

関東甲信越地方のギフチョウ発生が早かったからと、豪雪地帯も早いと判断せず、生息地の降雪量の昨年との違いからの判断力がもとめられるギフチョウの発生状況になってきた。

2013年4月23日 (火)

ギフチョウ連休採集情報!

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今週末から始まる大型連休を前に採集計画を模索中の方の参考になればと新潟県の多産地情報。
4月の連休
新潟県柏崎市小島・北条は♀最盛期。
見附市大平森林公園 発生初期。
小国町森林公園発生初期。
阿賀町三川森林公園発生初期。
5月の連休
新潟県六日町野田、寺尾周辺、♂最盛期。山本山最盛期。
魚沼市湯之谷温泉郷葎沢、芋沢周辺♂発生初期から最盛期。南魚沼市越後三山森林公園発生初期。
魚沼市関越国際大原スキー場♂発生初期から最盛期。
ヒメギフチョウ
長野県伊那市小黒川林道4月下旬発生開始、5月の連休は最盛期。
半対峠最盛期。
岡谷市高ボッチ山麓は発生初期。
戸隠連峰西岳林道一夜山は最盛期もクモマツマキチョウも同時、同地域発生中で監視員に注意される可能性もある。
採集友の会の会員の方は、各種、各地発生状況詳細は随時メール、携帯でお問い合わせください!

採集友の会 入会案内入会金    3000円
年会費   10000円
申し込みは郵便振替でお願い致します。 00130*8*705787
蝶屋 柿澤清美
Eメール、携帯番号を明記して下さい。
毎週最新情報をメールにてご案内致します。

24日水曜日はバイキング開催日です。旬な山菜の天ぷらや、新潟の市場で仕入れた海産物などバイキングを楽しみながら大型連休前に採集情報を集めには来られませんか。